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2018年12月24日 (月)

ラサからシガツェへ

ラサからシガツェへ
ラサからシガツェへ
ラサからシガツェへ
今日からいよいよ西チベットに向けての往復三千キロのドライブが始まる。予定ではチベはット三大聖湖のひとつであるヤムドク湖を経由してシガツェに向かうことになっていたが、湖に向かう途中にある峠が雪のために通行が困難になっているということでシガツェに直行することとなった。ヤムドク湖にいけなくなったのは残念であるが、残りの三大聖水海のひとつであるマナサロワール湖には聖地カイラスに向かう際に立ち寄れるはずであるから良しとしよう。

ラサ市街地を抜けてラサ川に沿って西に進むと行けなくなったヤムドク湖の分岐点を過ぎ、その先でラサ川はチベット最大の大河ヤルン・ツァンポ(ツァンポはチベット語で川のこと)に合流する。ヤルン・ツァンポはチベットを東西に流れるが、東部で激しく屈曲して進路を南に変えてヒマラヤ山脈を横切ってプラマナテイ川となってインドに流れ込み、最終的にはガンジス川と合流してインド洋に注ぎ込む。

「極夜行」で本年の本屋大賞を受賞した探検家・角幡唯介の処女作「空白の5マイル」はその屈曲部の大峡谷地帯を突破した時の経験を題材にしたノンフィクションである。今回のチベット旅行を前にしてこの本を読み返し、「極夜行」の方は持参して読み続け、今朝早起きしたので朝食までの間に読み終えたばかりである。これらの探検記を読み終えた後だと、今回の旅行がいかに大名旅行であるかと思わずにはいられない。もう年だからしょうがないともいえるが、たとえ若かったとしてもそんな探検をするための情熱も根性も自分には持ち合わせていないことだけは断言できる。

滔々と流れるヤルン・ツァンポに沿って西に進むとシガツェ手前のチェックポストがあり、その先の食堂でヤク(ヒマラヤ高地に住む牛の一種)入りのカレーを食べる。ヤクを食べるのは久しぶりだが、牛に比べてやや固いものの一種独特の味わいがある。食堂を出てシガツェを目指して最後の一頑張りである(私は後部座席で寛いでいるだけだが)。視線を南側に移すと、雪を戴いたヒマラヤの峰々が迫ってきてチベットの奥地に入り込んだことがヒシヒシと感じられる。

アーチをくぐってチベット第二の都市のシガツェ(標高約3900メートル)市街地に3時過ぎに入ったか、ホテルに向かう前に公安(日本では公安警察を指すが、中国では警察は全て公安である)に出頭する。2008年のチベット暴動以前は日本人も許可書なしで入域する人も結構いて、見つかっても多少の罰金で済んでいたようであるが、暴動後は厳しくなって許可書なしではチベット方面への鉄道も飛行機も乗れなくなったし、ラサ市外では入域許可書とは別に地元の警察の許可も必要になったのである。

公安での手続きを終えてようやくホテルに向かう。ラサでは3つ星ホテルだったが、これから奥地に入るとお湯の出るシャワーのホテルはないということで、4つ星ホテルをえらんでくれていた。別にシャワーもエアコンも効かないモーテルでも一向にさしつかえないのだが、ご親切はありがたく受けさせてもらった。

ホテルで少し休憩してから、市内観光と食事に出かける。と言っても、パスポートはホテルに許可書はガイドに預けているので、公安に呼び止められたりすると面倒なことになるため、近場の古城や寺院を遠くから眺めて写真を撮っただけである。

なお、明日からはネットに繋がらないかもしれないので、その場合には1週間後にラサに戻るまではブログ更新はお休みとなることをお断りしておく。

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