安全対策
今回の目的地は中国本土を除けば、いずれも治安その他の安全上の問題のあるところばかりですが、なかでもパキスタンの治安悪化には憂慮しています。
今は訪問すべきではないという意見もあるでしょうが、2,3年すれば状況が良くなる見通しがあるのであれば兎も角、むしろ今後も悪化の一途を辿りそうな気配であることを考えると、長い間の憧れであるシルクロード踏破は、多少の危険は覚悟の上でも実行したいと思います。丁度、クライミングでは100%安全はありえませんが、考えられる安全対策は可能な限り取った上であえて危険に挑むのと同様です。
テロ対策としては標的になりやすい場所に近づかない等の一般的な注意事項を守ることはもちろんのこととして、今回特に留意しようと思っていることのひとつとしては、盗賊対策にもつながることですが、夜行バスは極力さけることです。日程的にはきつくなりますが、KKHは途中のチラスかベシャームでできれば1泊することにしたいです。
次に盗賊対策ですが、夜間に人通りの少ない所を歩かないのは当然ですが、乗り物ごと襲われるのが珍しくない所ですので、襲われた場合には無駄な抵抗はせず、ダミーのお金を円換算で数万円程度と失効したパスポートを入れた袋を首からぶらさげて胸の内側に入れて(本物は胴巻きにしておく)、それを差し出せば、多分、命は取られないのではと思います。
予防注射はしていきますが、野犬には充分注意し(飼い犬も同様ですが)、生ものや暴飲暴食も避けるようにします(これらは、昔、インド、ネパールで苦い思い出があります)。
逆に、ガイドブックには一人のトレッキングは避けるように書いてありますが、クレバスのある所は避ける以外は、別に危険はないと思います。わざわざ、獲物がほとんどない辺鄙なところまでタリバンや盗賊が出張してくることはないでしょうから。
あまりビクビクしながら旅行してても楽しくありませんから、必要と思われる対策を講じたら、後はおおらかな気持ちで旅を行っていきたいと思います。
| 固定リンク
「旅行」カテゴリの記事
- ベトナム旅行記(後半)(2025.01.22)
- ベトナム旅行記(前半)(2025.01.18)
- 小樽からの帰京(2024.07.16)
- 釧路から旭川への移動(2024.07.15)
- ひたち海浜公園 はとバスツアー(2024.04.25)
コメント