利根川踏破(上流篇)
「河口から源流まで」シリーズの多摩川、荒川に続く第三弾は利根川です(ただし、今回は自転車です)。
源流は昔、歩いたことがあり、中下流は、この時期暑すぎるということで、とりあえず上流の新前橋から矢木沢ダムまで行き、翌日は赤城越えをして帰ってきました。
二日目途中目までの軌跡(GPSの電池切れのため)
新前橋から東に向かって少し行くと、利根川に着き、しばらくは快適なサイクリングロードを辿っていきます。やがて国道に合流し、渋川、沼田と少しづつ高度を上げていきます。水上に着いたあたりから雲行きが怪しくなり、最後のコンビニ手前で雨が降り出したので、しばらく雨宿りすることにした。
雨も小降りになったので出発すると、まもなく本降りになり、雨具をつけてのサイクリングとなる。宝川温泉近くで雨もやみ、晴れ間も出てくる。
矢木沢ダムは30年以上前に来て以来であるが、オートキャンプの人で大賑わいである。駐車場の横の草地に持参したテントを張る。
翌日は湯ノ小屋を目指して来た道を戻る。湯ノ小屋は大学のゼミの最後の旅行で泊まったところであるが、どこい泊まったのか全然記憶にない。湯ノ小屋から先も登りが延々と続き、ブヨもたかってきてうっとおしい限りである。数百メートルくらいの登りだろうとタカをくくっていたら、なんと標高差900メートルもある登りであった。尾瀬国立公園の標識が見えた時はこれで登りから解放されたとホッとしてしまった。
坤六峠からは戸倉目指しての一気の下りである。しばらくして金精峠からの道と合流後もさらに高度を下げる。やはり900メートルくらいの標高差がある赤城越えがあるだけに、下りといっても手放しでは喜べない。坤六峠までの想定外の登りで体力を消耗しただけに、赤城越えをする体力が残っているかどうか心配で、一時はエスケープしようかとも思ったが、やりだけやってみようと赤城越えに向かっていく。
1時間に標高差400メートル弱の非常にゆっくりしたペースで進んでいくが、なんとか4時半過ぎには赤城の沼のほとりに辿り着いた。最初の予定ではせっかく行くのだから百名山のひとつである赤城山にも登るつもりであったが、ここから更に標高差500メートルを登ることは体力的にも時間的にも無理なので、あきらめて前橋に降りることにする。
旧有料道路の下りは適度な傾斜なため、快適に飛ばして降りられたが、それでも前橋駅に到着したときにはすっかり暗くなってしまっていた。
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