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2010年10月27日 (水)

日本縦断徒歩旅行は青森到達

宗谷岬を目指す徒歩旅行もいよいよ本州最北の青森県入りとなりました。
今回は十和田奥入瀬の温泉&紅葉狩りを兼ねて家内と一緒です。

一日目は夜行バスを鹿角花輪で下車し、ここから十和田湖行きのバスに乗り換えます。
十和田湖に直行する家内と別れて、前回の終点である十和田南で下車し、そこから歩き始める。単調な自動車道路で夜行による睡眠不足も加わって睡魔に襲われながら歩く。
やがて発荷峠への登りにさしかかると、チラホラと木々は色づき、ミニ奥入瀬とでも言うべき景観も眺められて多少は気が紛れる。

Photo

発荷峠に登りつめると前方には十和田湖が見えてくる。十和田奥入瀬はこれで3回目だが、この時期は初めてなので、今までには味わったことがない素晴らしい眺めを満喫できた。

Photo_2

発荷峠から道路は大きく西に迂回して遠回りになるので、沢沿いに強引に降りられないかと見回したが、結局は下降点が見つけられずに道路を湖まで降りてしまった。
最初は発荷峠から先は青森県になるのかと思い、本州最北県境の写真を撮ろうと思っていたが、湖まで降りてもまだ秋田県であった。実際は、今夜宿泊する休屋の手前に県境があったのだが、先に宿に入っている家内から迎えに行くとの連絡があったので遠くばかりを見ていたことと(実際には道に迷ったとのことで迎えに来なかったのであるが)、暗くなってきたこととあわさって、県境を見落としてしまい惜しいことをしてしまった。

休屋について、今夜泊まる国民宿舎までの道を家内に電話でナビゲートしてもらうが、優秀なナビゲーターのためにあちことを無駄に歩かされてしまった。
国民宿舎に泊まるのは数十年ぶりで、たまたま十和田湖温泉で検索したら最初にヒットしたので申し込んだだけだが、バブルの頃は人気低迷気味と聞いていたにもかかわらず、昨今の経済事情を反映してかえらい盛況であった。

翌日は子の口でバスを下車する家内と合流するので、1時間半ほどジョギングで先行する。子の口からは今回のハイライトである紅葉の奥入瀬探訪である。昨日は日曜で天気もまずまずだったので、もの凄い人出だったらしいが、雨が予想される今日も結構な人出である。奥入瀬の紅葉は期待したほどではなかったが、天気がもってくれたことがせめてもの救いであった。

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約9キロ歩いて白ケ戸に着く。遊歩道はさらに5キロ先の焼山まで続くが、ほとんどの人はここからバスに乗ってしまうようである。家内もここからバスに乗って酸ヶ湯に向かうので、一人徒歩の旅を続ける。

焼山まで高さ100メートル下降してから笠松峠へ高度差800メートルの登りにかかるが、ピッチがはかどらず、300メートル登って蔦温泉に着いたのは16時。これからさらに500メートル登るとなると夕食の時間にはとても間に合いそうもない。酸ヶ湯温泉にいる家内に電話するが、圏外でつながらない。やむをえず、最終のバスに乗って酸ヶ湯まで行き、やり残した部分は明日の朝片づけることにする。

酸ヶ湯温泉の千人風呂は混浴で有名なところである(下の写真は風呂で撮影するわけにもいかないのでHPから無断転載したものである)。

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家内は女性専用時間に入るとのことだったので、夕食前に一風呂浴びて冷えた体を温める。残念ながら?、私が入っている時は男性ばかりであった。

翌朝は小雪が舞っていたが、朝食後に蔦温泉に向けて出発する。ところが、なにを間違えたか反対側の青森方面に下ってしまう。途中で気付いて戻るが、3時間を予定したうち40分をロスしてしまい、予定していた戻りのバスに乗れるかどうかは怪しくなり、日本縦断計画も途切れてしまうかと落胆してしまう。しかし、もう一度計算してみると、下りで頑張ればぎりぎり間に合いそうな気もしてきた。結果はともかくやるだけやってみようと、笠松峠に向かって高度差160メートルの登りを走り出す。やがて傾斜は落ちて平らになってくるが、一向に峠の標識は見えてこない。少々あせるが、ようやく峠の標識が見え、ここからは標高差500メートルの下りになる。

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峠付近は雪景色であったが、次第に紅葉が見事になってくる。頑張った甲斐があって発車5分前に蔦温泉に到着、あたりは紅葉真っ盛りである。

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バスで酸ヶ湯まで戻り、ここからは青森目指して再び歩き出す。今度はそんなに急がなくてもよいのだが、気が緩んでしまったのかペースが大幅に落ちてしまう。雪はますます激しくなり、道の両側はすっかり雪景色である。

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雪まみれになって走る人を見て哀れに思ったのか、車に乗っていけと何度もさそわれるが、そのたびに丁重に辞退する。ただ薄着だったので寒さがこたえて、ますますペースが落ちてしまう。これではいけないと気を取り直してペースを上げて、夕方にはようやくむつ湾が臨める台地に辿り着く。

Photo_8

奥の細道の北端である中尊寺を目指して千住を出発してから1年数カ月を経、途中で目標が日本縦断徒歩旅行へとエスカレートしたが、とうとう本州最果ての海まで達しようかという感激でいっぱいになった。こっから一気にいきたいというところであるが、実際は青森駅まで霰にたたかれながらの長い長い道のりであった。

青森駅では家内と合流し、駅の近くの温泉で体を温めてから駅前で郷土料理に舌鼓を打った後、達成感をいだきながら帰りの夜行バスに乗り込んだ。

今回までで踏破した行程は以下のとおりである(街道歩きや自転車での日本海岸線一周計画を含む)。

Japanmap

次回は年が明けてからの北海道シリーズである。冬の北海道は今までとはくらべものにならないほどの厳しさが待ちかまえているだろうと思うと、身が引き締まってくるが、それだけに宗谷岬まで到達した時の喜びは今回の青森到達よりもはるかに大きいものとなるであろう。

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