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2011年2月17日 (木)

道央を行く その6

今日の予定の雄冬海岸は今回、というよりも北海道徒歩旅行全体を通じてのハイライトともいうべきものである。その厳しさを覚悟して、朝5時に民宿を出る。近くのコンビニで暖めてもらった弁当を食べて出発する。上空ではゴーゴーと風がなり、日本海の荒波が激しい音をたてて海岸に打ち寄せているのを聞いていると、思わず身が引き締まってくる。

夜が明けると風も弱まり、温度も結構高くなってきたので、この分ならさほど難渋せずに通過できそうである。雄冬は、たびたび話題にしている「駅・ステーション」が制作された1980年頃までは、船でしか行けない陸の孤島であったが、その後、道路が整備されて、冬でも往来が可能となっている。その代わり、トンネルが無数にあり、長いものでは3キロ近く、1キロ程度のものとなるとザラである。ただトンネル内は照明歩道共整備されているので、歩行には特に支障はない。雄冬岬が近づいてくると、人家はなくなり、荒々しい岩に波がぶつかる共演は凄い迫力である。国道でありながら、携帯が圏外となてしまうのも北海道に来て初めてである。

もうひとつ興味深いものは、山側の切り立った斜面から流れる滝が氷って全国的にも知られているアイスクライミングエリアとなっていることである。ただ残念なことには、ここ数日の暖かさで氷の発達が悪い上に、落石防止用の巨大なネットで覆われてしまっていることである。最近のクライマーはもう少し奥深い所で登っているのであろうか

Photo_2 雄冬岬

Photo_3 白鳥の滝

雄冬町まで来ると、食堂があったので、いくら丼を注文する。冬以外は観光客でごったがえすであろうが、今は閑古鳥が鳴いている状態である。

食後は増毛を目指して出発するが、雄冬海岸を無事に通過できた安堵感からか睡魔に襲われるようになり、歌を唄ったりしてなんとか頑張る。

相変わらずトンネルの連続であるが、歌を唄ってなんとか気を紛らわす。そうこうするうちに、目的地である大別刈に着く。ここから増毛駅までは4キロ程度なので、歩いていけないこともないが、今日は十分歩いたのでバスに乗っていこうと、バス停を捜すが、反対方面の雄冬行きのバス停はあるのに、増毛方面行きのバス停は見つからない。たまたま近くを通りがかった人に聞くと、バス停の表示柱は雪の中に埋まっているという。半信半疑でいたところ、もうひとつ先のバス停は建物付きだというので、そちらに行ってみることにする。

ようやく歩くことから解放されて文明の利器にどっぷりとつかった生活に戻ることができるようになった。増毛駅では例の映画で烏丸せつ子が演じる少女が働いていた食堂(風待食堂)がそのまま残っているというので、そこで食事をと考えていたが、あるにはあるものの、時間が遅かったせいか店は閉まっていたので、近くに寿司屋で刺身を肴にビールで目標達成を祝った後、旭川のホテルに向かった。

Photo_4

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