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2011年5月 6日 (金)

ボランティア前日

連休後半は仙台周辺のボランティアと決めていたが、初日だけは福島で1日遊ぶことにする。

福島駅で下車して、吾妻連峰の登山口である浄土平行きのバス停を捜すが見つからないのでバス会社に電話すると、地震による通行止めのため運休とのこと。そんなことバス会社のホームページには書いてなかったよ!山行が地震の影響を受けたのは3月に小海線の運転見合わせで目的地を変更したのに続き2回目である。

さてどうしよう。では2年前に奥の細道を歩いた時に行き損ねた福島近辺の芭蕉の足跡を辿ってみることにした。まずは義経の忠臣であった佐藤兄弟の墓のある医王寺に行き、そこからは30分ほど歩いて飯坂温泉に向かう。芭蕉の時代には粗末な設備しかなく、芭蕉も酷評していたが、今は東北を代表する温泉地になっており、南相馬市から大勢の人が避難しているとのことである。街を歩いている限りは避難先としての印象ははっきりしないが、多くの旅館の玄関には南相馬市民の皆様の立て札があったので、かなりの方が避難されているのだろう。

日帰り温泉の宿はたくさんあったが、汗もかいてないので、飯坂温泉発祥の地にあった足湯につかった後、福島に戻る。午後は福島東部にある信夫文字擦に足をのばして見る。一般的な観光地ではないので、観光客は皆無で静かな雰囲気を味わえたが、本日は資料館が休館ということで拝観料400円が不要だったのはラッキーだった。予備知識なしで出かけたところであるが、子供の時によくやった百人一首で慣れ親しんでいた「陸奥のしのぶもじずりたれゆえに」という歌はここが舞台になっており、貴族と地元の美女との悲恋の歌であるということを知り、わざわざ来てみてよかったなと思った。

その晩は福島に宿をとり、居酒屋で微々たる散財を行って、地元経済へのささやかな貢献を行うとともに翌日からのボランティアに備えて鋭気を養った。

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