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2011年7月10日 (日)

最後の富士高所順応

日本出発最後の週末に今回5回目となる富士山高所順応に行ってきました。

めったに風邪を引かない自分にしては珍しく、ここ1週間くらい風邪気味で咳が止まらない状態なので、前回ブログの「大事の前の小事」という諺からすれば中止という選択もあったのだが、先週も行かなかったことだし、今回行かないとすると、過去4回の訓練の意味がほとんどなくなってしまうことになるので、調子が悪ければ引き返すということで出かけることにした。

新宿発19時30分の五合目行きバスはご来光を目指す満員の登山客を乗せて出発し、予定よりも30分以上早く五合目に到着。そこから先の夜道も繁華街並の人の多さである。六合目あたりからは頂上方面の視界が開けてくるが、各山小屋の照明と夜行登山者のライトが山頂まで線のように続いて見事である。

歩き出してしばらくはさほど調子も悪くはないので、これなら引き返すこともあるまいと登り続けたが、8合目あたりから急に調子が上がらなくなり、過去40~50回富士山に登った中で最も苦しい登山となってしまった。ただここまで登った以上は降りるよりも、登った方が時間が短いし、登ってしまえば24時間は頂上で休養できるので登り続けたが、渋滞があったことも含めて、ご来光の時間には頂上にはとどかず、9合目がやっとであった。あいにく、この日は雲が厚くてご来光は拝めなかったが、吉田口の頂上は先月とはうって変わって凄い人の多さである。もうひとつ驚いたのが頂上の小屋の暴利とも思える物の高さ(0.5リッターの水が500円!)とそれにもかかわらず、飛ぶように売れていく登山者の気前の良さである。コーヒー400円、缶ビール600円・・・みーんなザックの中に入っているものばかりなので注文する気にならなかったが、甘酒600円には高いとは思ったものの持ち合わせがなかったので注文する。ところが休憩所に入って飲もうと思ったら滑って下に落ちビンが割れて、甘酒は床に散乱してしまう。しょうがないので、ありったけのティッシュで床からふき取って、割れたビンのなかに濡れたティッシュを突っ込んで、売り場にビンを戻そうとしたら、ビンは受け取るが中のティッシュは持ち帰ってくれという。しょうがないので割れたガラスに気をつけながらティッシュを抜き取り、ビンだけを返す。もうその店では甘酒を注文したくなくなったので、隣の店で、今度は缶入りの甘酒を買って飲むというちょっとしたアクシデントがあった。

体調はあいかわらず良くなく食欲もない。頂上に一日いても暇だから、お鉢巡りでもしてこようかと思っていたが、その元気もなく、小屋の前の休憩所で横になって時間を潰す。幸いその日は梅雨明け初日で好天に恵まれたので、外で寝ていても快適ではあった。その晩は外でも寝られるようにテント等の準備はしていたが、人の少なかった先月末までとは違い、夜間でもこれだけ人出が多いと、原則テント禁止の場所でテントを張っていて問題になるのがいやなので、小屋泊にしようと思ったところ、一軒目では満室だったが、二軒目は空いていたので早々と寝てしまう。

翌朝目が覚めると、東の空が明るくなっているので、慌てて外に飛び出すが、小屋の前はもう人でいっぱいであった。その人混みの中でヘッドランプを落としてしまったようであるが、実際には外には持っていく必要はなかったものであった。まつことしばらくで待望のご来光を拝むことができた。

Photo

ご来光を見終わったら、すぐに下山に移る。先月までは下山専用道は雪があったため、登りと同じ道を降りてきたが、今日は下山専用道を使えるので楽である。体調の方もすっかり良くなってきたので、どんどん人を抜いて降りられて、2時間くらいで五合目に戻ることができた。

今回は体調不良であったので、高所順化の効果は充分に確認できなかったが、次回の約10日後に予定されているBC直前での4千メートル前後で行う高所順化訓練に繋げるものになったことには違いない。

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