東京オリンピックのマラソンコースを走る
青梅マラソン終了後、荒川マラソンまで4週間の間に40キロ近い距離を3回走ることに決めているが、その第一回となる今日は折しも東京マラソンの当日、都心は過熱気味となっている。そこで選んだコースは都心の喧噪を離れて東京マラソンとは逆に西に向かうコースということで48年前の東京オリンピックのマラソンコースを走ることにする。調布駅の先の甲州街道沿いにある東京オリンピックのマラソンコース折り返し点の標識は前から気になっており、いつかは走ってみようと思っていたのだが、今日はうってつけの日である。ただ一般道を走るため、信号待ちはかなりあるだろうが、今日はタイムは度外視して走ることにする。
千駄ヶ谷駅を出発して、国立競技場の回りを1週する。トラックを走ればなお気分は出るのだが、そのために1200円も払うのはバカバカしいので、記念写真だけを取って11時にスタートする。
GPSは持参しているのだが、道はだいたいはわかっていると適当に走っていたら、明治神宮の中に紛れ込んでしまった。神社内を走ったりすると怒られるかなとビクビクしながら走って、ようやく神社を抜け出して、しばらくして甲州街道に合流。東京マラソンの実況放送を聞きながら、初台あたりまで来る。丁度、藤原選手がゴール間近で前世界記録保持者であり皇帝の称号を与えられたゲブラシラシエを抜いて、五輪出場権を大きく引き寄せたところであった。期待の市民ランナー川内選手は振るわなかったものの、それでも後半盛り返して12分台を出したのは立派だったが、安定度は前田選手に劣るということで、3番手か?来週のびわこマラソンで日本人選手が8分台を出せば、川内選手は残念ながら落選となるだろうが、日本人選手最高が9分台の場合は微妙だ。ただ今井選手が日本人選手最高で9分台なら、安定度で今井選手が選ばれる可能性が高いだろう。いずれにしても来週の琵琶湖マラソンも目を離せられない。
放送が終了しても、その余韻が残っているせいか、だれることなく走り続けることができる。調布駅を過ぎ、そろそろ折り返し点も近いかと、GPSを取り出して現在位置を確認するが、設定してあったはずのルートが表示されてない。おかしいなと思って調べて見ると、経由地を入れなかったもので、首都高上にルートが取られているという大失敗であった。そうこうするうちに折り返し点に到着する。
折り返し点近くのコンビニであんまんとホットコーヒーを買って栄養を補給。満腹になると走るのがいやになるので、食い足りない状態でランニングを再開する。今日くらいのゆっくりしたペースだと走るのもなかなか楽しいものだと再認識したが、東京マラソンを走っている多くの市民ランナーがまだ走り続けているのだということも大きな力を与えてくれていたのだろう。
今日はゆっくりでもいいから40キロ近く走るということを目標にしており、42キロきっちり走って国立競技場まで戻るということは特に意識していなかったので、東京マラソンのレース終了時間である4時10分まで走ることにした。途中、小腹も空いてきたが、走行距離を少しでも延ばすためにコンビニ立ちよりはせずに走り続ける。初台手前で予定時間となったので終了とするが、ちょうど昔、自分の仕事場があったあたりで懐かしいところであった。
先週の青梅30キロでダメージが大きかったので、もうフルマラソンは無理かとも思ったが、今日は38キロで5時間だったからフルだと5時間半くらいのペースなので、このくらいだと、ほとんどダメージを感じることなく、むしろ楽しく走れるだけの体力はまだ残っていることがわかった。来週はもう少しペースを上げて40キロを走ってみよう。
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