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2012年7月27日 (金)

多難な1日 その2

やがて時間は9時近くなり、辺りがくらくなってしまい、600メートル近く登った時に峠に達したことを確信した。というのは西の空にわすわかに残っていた残照がカーブの先から洩れていたからである。
峠で軽い食事を摂り、防寒具を着こんでから下りはじめるが、あまり急な下りではない。タホ湖自体の高度がそこそこあるようだ。
途中で湖の南と北に行く道が別れるが、勿論北の道をいく。湖によらずに北上する道はないようだ。
やがてタホ湖に到着したが、思っていた以上の高級リゾート地で、こんな遅い時間に着いて、気安く泊れるホテルなどないようだ。仮にあるとしても数時間の滞在のために数百ドルも払うのは馬鹿らしい。ずっと西の方へ行けばキャンプ場はあるようだが、こんな時間にキャンプ受付をしているはずもなく、不法キャンプとして問題になるのもいやだ。となると野宿しかない。リゾート地のど真ん中で野宿するのは論外なので、どうせ明日はリノに向かうのだから、途中の適当な所で野宿をするつもりだった。地図と磁石で目星を着けた道を登り出すが、すぐに犬の遠吠えに前進を阻まれる。明らかに私の存在を知察してのものと思われる。恐らく外には飛び出さないようになっているのだろうが、狂犬病の予防接種をしそこなっているので、暗闇での犬との対決はしたくないと退散する。やむを得ずもう少し西の方向からのぼりだす。この道がリノに行く道に繋がっているかどうかはわからないが、とにかく人里離れたところまで行く必要がある。ところがいくら登っても一向に人里離れない。どうも別荘地開発の道に踏み込んでしまったようである。当然行き止まりまでいっても人家はある。そこで道端の雑草に隠れるように野宿する。お巡りに見つかれば、公共の福祉に反するとして処罰の対象になるかもしれないが、道端なんだから個人の権利を侵害しているわけではないのだと思いつつ野宿する。

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