多難な1日 その1
7月24日(火)
今日はタホ湖までの比較的短い行程であるが、グーグルマップで調べておいた湖への近道が果たしてわかるかどうかが気がかりだ。
一つ峠を越えた先にあるはずの近道の分岐点が判然としない。それらしき道もあったのだが、GPSがつかえないため確信がもてない。それでタホ湖に行くのは諦めて、リノ直こうに予定変更する。これなら今日中にリノにつけるかもしれない。
今日は朝から30度を越える暑さで2時間近くはしりつづけていたら、頭が少しふらつく気がした。熱中症の前兆と感じて、雑貨屋で買い物をしてから屋外の木陰のベンチでしばらく休むと元気も回復してくる。途中にあるカジノの多い町で一度道を踏み外してしまうが、地図とコンパスでなんとか正しい道に戻れた。GPSがなくてもなんとかなるものだ。それにしても南のラスベガスから北のリノに挟まれたこのあたりはカジノの多い所だ。
道はこのあたりでは比較的大きな町であるカーソンシティを過ぎて、タホ湖への道を分けると、いよいよリノが間近となる。
リノまで数10キロの距離に迫り、前半部完走の祝杯を上げようかなと考えていると、なんと目の前にはフリーウェイが立ちはだかっていて、今までの道がそこに吸収されていくではないか
路肩は一車線以上の広さがあって自転車走行には危険はないし、入口には自転車進入禁止の表示もない。グーグルマップの自転車モードでも、この道がコースになっていた。ただ自転車モードはベータ版で完璧でないとの注意書はあったし、初日にフリーウェイでパトロールにつかまった悪夢が蘇り、急ぐわけでもないしと、今来た道を戻ることにした。
フリーウェイ以外にも北上する道はないかと探したが、すぐ西側には山が迫っており、あの山を越えないことには埒があかないことがわかった。だがいくら戻っても山を越える道には出会わない。
ついにはタホ湖への分岐点までもどってしまった。やっぱりタホ湖まで行くことになるのか。でも途中で北上する道に出会ったら、そちらの道を行くつもりだった。
この峠がどのくらいの高さを登るのかわからなかったが、今まで越えてきた峠が、シエラネバタ山脈以外は300メートル程度だったので、今回もそんなもんだろうとたかをくくっていた。その高さまでは辛抱していたが、その後はカーブにさしかかる度に峠ではないかと期待したが、毎度裏ぎつづけられた。
続く
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