一歩前進
GPSの不調で行動がかなり制約されてしまいましたが、そのような状態でも対応できる方法を考えつきましたので、これで一歩前進できそうです。その方法とはGPSを起動させたままにしておくと障害が発生するので、位置確認をしたい時だけ起動して、後は停止しておくことで、軌跡の保存はできなくなりますが、まあそれはよしとします。
今日の最初の難関は北上する道から東へ分岐する道を発見することです。幹線道路ならばフリーウェーの道路番号でわかるのですが、自転車通行の可能なローカルな道となると、日本のような行き先地名の表示もありませんので、GPSによる位置確認ができないと至難な業となります。
GPSで分岐点の位置確認ができたので安心してしまい、方向確認せずに30分ほど進んで方向確認を行うと、東に向かっているはずなのが西に向かっているではありませんか。一瞬混乱してしまいましたが、よく考えて見ると最初の方向自体がかなり南寄りですぐに東方向の道を分岐した後に緩くカーブして西方向に曲がっていったようです。その推理に従って進んで行くと、正しい道に出ることができました。手持ちの大縮尺の地図では道の細か曲りくねりはわかりませんので、常に磁石で方向をチェックすることが不可欠です。
GPSについて長々と書きましたが、アメリカの自転車旅行では正しい道の選択が成功の前提であると痛感しました。
今日2番目の難関は約500メートルの高度差の峠越えです。昨日の登る必要のない峠越えを除くと、これがロッキー横断の最初の峠越えです。これから先、いくつの峠を越えて行くのDしょうか。
下の写真は、峠から見た進行方向の眺めです。
峠を下って、トレーシの郊外を通過して今日の目的地であるモデストに向かいます。そこそこ大きい町で駅前にあるヒルトンのホテルが目を引きます。安宿を探しに町中を回りましたが、それらしき建物はありませんし、人に聞いてもヒルトンという答えしか返ってきません。およそ自転車野郎が泊まるホテルではないでしょうが、3日ぶりのホテルだし、明日からもキャンプが続く予定なので、まあいいかということになりました。
久しぶりにシャワーを浴びて選択も行い、明日はこざっぱりとした格好で出発できそうです。どうせすぐに汚れるんだけど。
明日の予定は一応ヨセミテまで辿り着くことです。
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