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2012年8月 1日 (水)

バーナルでの一日とアメリカ自転車旅行雑感

バーナルでの初めての完全休養日でブログの編集をしたり、仕事上の資料をPDFで作成して送ったりしました。根っからの遊び人と思われているかもしれませんが、ちゃんと仕事もしているのだ。今はネット環境さへあれば、メール、ファックスで大概の仕事ができるようになったので便利になったものだ。それに携帯の海外ローミングもドコモのデータでは大都市のみに限られるようになっているが、よほどの山間部でないかぎりは、かなり広範囲で利用可能なようだ。こちらに来ていることを知らない仕事関係の電話やメールには素知らぬ顔で対応しているが、日本のビジネスアワーに合わせて、こちらの夕方6時から深夜2時までは対応可能なように努めているので、睡眠不足になりがちだ。携帯が圏外になるとホットしたりもしている(その場合は固定電話を通して携帯の留守電を確認しているが)

 

バーナルの町については特に書くべきこともないので、こちらに来てからの自転車旅行について感じるところを書いてみたい。
1. 道路事情
 出発前に一番心配したのは、猛スピードで車が疾走する道路を自転車で行くことだったが、こちらの道はほとんどの場合、路肩が非常に広いので、危険性はさほど高くないといえる(背後からの轟音を聞くと正直怖いが、安全だと信じるしかない)。むしろ危険なのは、路肩が広くても背の高い車が通過するときの風圧でバランスが崩される時と、追い越し車線に変わって路肩が狭められる時に、路肩側を猛スピードで車がすり抜けていく時である。要は走行中は常に背後の車に注意して危険を
感じたら、すぐにスピードを落とすか、停車するかの対応をすることである。
 フリーウェーに関しては、自転車の走行可能なところとそうでないところがあるようで、いまだによくわからないが、極力入り込まないようにすることで、万一入ってしまったらいち早く離脱することである。

 

2. 宿泊事情
 ホテル・モーテルに関してはよほどの観光地でない限りは、この時期であっても、事前予約なしでも特に問題はないようだ。キャンプに関してはよほど辺鄙なところでないと、この時期は予約なしでは困難なようだ。ただ事前には予定していなかったのだが、野宿というのも有力な選択肢ではある。①個人の土地には立ち入らない(人が住んでいない辺鄙なところでも個人の土地は鉄条網で囲われているのが普通)。②道路などから見えるところではテントは張らない。以上の二点を守れば、野宿も十分選択肢のひとつといえる。なにしろ次のホテルまでの距離が100キロ近くあることが珍しくないので、水や食料も含めていつでも野宿できる準備なしには自転車旅行は成り立たない。

 

3. 食料事情
 日本のコンビニに相当するマーケットが村落以上のところにはあるので、一日分以上の食料を常時持っていれば問題ない。町と言える所に行けば、アメリカの国民食ともいえるハンバーガー店があるので、注文方法が簡単なことも含めて旅行者にはうってつけである。一般レストランについてはまだ経験が少ないので、書くべきほどの情報を持っていない。

 

その他書くべきことはたくさんあるが、長くなるのでこのくらいにしておく。なお明日からの行程は予定どおりとすることにした。たとえアクシデントが発生したとしても、ヒマラヤの人界から隔絶した世界にいるわけではないのだから、なんとかなるでしょう。

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