数年前に赤城大沼まで自転車で来ながら、時間切れと体力切れで登頂を逸した赤城山に行ってきた。
前回は北側から大沼を目指したが、今回は南側から行くことにする。最短コースは前橋からだが、同コースは帰りだけとし、行きは桐生から行くつもりだった。というのは鉄ちゃんでもないのにJR全線乗車を目指している関係で、小山から両毛線経由で行ってみたかったからである。さらにJRのホリデーパスが休日お出かけパスに変わって値上げとともに、乗車範囲が若干広がって使いやすくなったが、大人の休日倶楽部会員の場合は割引価格で購入できるのでそれを利用するつもりであった。
朝、自販機で切符を買おうとして、目が点になる。なんと大人の休日倶楽部用の切符は前日までしか買えないのである。通常の休日お出かけパスならば当日でも買えるが、みすみす割引をふぃにするのも悔しい。さてどうするか、そこで思い付いたのが、東武線で行くことである。関東地方の私鉄全線乗車というのも目指しているので(さすがに全国の私鉄は無理なので)、そちらに変更することにした。ただ普通で行くと、到着がかなり遅くなるようなので特急で行くことにした。東武の特急はスペーシアには乗ったことがあるが、今回の「りょうもう」には乗ったことがないので好都合である。
前置きが長くなってしまたが、そんなわけで東武線の終点のその名も赤城駅からスタートする。登路は一本道なのだが、そこに辿り着くまでがアップダウンもあって結構時間がかかる。登路は狭い道で自動車のすれ違いが出来ない箇所もあり、紅葉見物の車で大渋滞である。60箇所くらいのヘアピンカーブが連続する非常にきつい登りで、あと100メートルくらいの高さで終わりのところで、右太ももが痙攣してこげなくなり、自転車を降りて歩き出す羽目になる。このところずっと自転車にご無沙汰で、特に登りはロッキー横断以来となるので、あきらかにトレーニング不足である。
1時間ばかり自転車を引いてようやく峠になり、再び自転車に乗って下り出す。やがて前方に大沼が見えてくる。紅葉は期待したほどではなかった。

赤城山の最高峰である黒檜山の登り口に着いたのが2時半。ここから標高差500メートルの登りである。トレランで行くつもりだったが、急登の連続でとても走れたものではないので急歩で行く。痙攣した足が心配だったが、自転車とは使う筋肉が違うみたいで、順調に50分で登頂。100名山79番目ゲットである。こんな遅い時間でも登りに来る人が結構いた。
時間が遅かったので写真を撮ってすぐに下降。35分で降りたので、沼には4時過ぎには着く。近くの食堂でラーメンを食べてから下降に移る。といってもしばらくは緩い登りが続くので、自転車を漕がなければならないが、立ち漕ぎでないと痙攣が再発するので、しばらくは疲れるが立ち漕ぎで行く。やがて標高差1300メートルのダウンヒルとなるが、途中から暗くなり、寒さも加わって、快適な下りというわけには行かなかった。
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