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2012年11月11日 (日)

二子中央稜

四日連続の山行となると、さすがに体が重い。
当初の計画では翌日も二子にとどまってフリークライミングの予定だったが、日曜が雨模様のため土曜のみの日帰りとなったのが有り難い。もっとも日曜まで滞在するのであれば、皇海山にはいかなかったであろうが

関越もさほど渋滞もなく、林道から股峠の登り口には10時頃には着く。
中央稜には過去2回登ったことがあり、1回目は下部はスーパータジアンからのバリエーションで、2回目は午前中は弓状バットレスでフリークライミングの後、午後からオリジナルを登ったのだが、最初の時は上部の簡単な所になってから、先行パーティーのラストが身動きできなくなったので、その順番待ちに耐えかねて懸垂下降してしまい、次の時はやはり同じ場所で先行パーティーのトップがグランドフォールしてヘリでの救出に立ち会う羽目となって、完登しそこなったため、今回で三度目の正直を狙うことになった。
といってもいずれも10年近くも前のことであり、記憶も定かでなくなっていたので、最近登ったことのある、Nさん、Oさんに先行してもらったところ、どうも行きすぎてしまったようなので、二人を呼び止めて多少戻って正しい取り付きに達する。
2パーティーが先にいて、直前のパーティーはシャモニで会ったことのある、八ヶ岳山麓で夫婦でガイドをしている人であった。装備の準備をしていると、上から懸垂で降りてくるパーティーがあったが、先ほどの夫婦ガイドの片割れの女性ガイドであった。何でも核心の3ピッチ目で登れない客がいたので下降したそうだが、これで多少前が空くだろうとホッとした。

ガイドパーティーの3人のラストが5メートルくらい登りだしたところで我々も登攀開始。時間は11時半頃である。今回は我々4人のメンバーのうち、経験の浅いFさんは私がリードして先行し、後続をつるべで登るOさんとNさんのために要所にはカムとお助けヒモを残置していくというスタイルである。
1ピッチ、2ピッチは問題なく通過して、核心の3ピッチ目に達する。

Photo 3ピッチ目を行く先行パーティーのガイド

前登った時はもう少し角度があるように思ったが、今日はやけに寝てみえる。核心というほどのこともなく登りきるが、今回初めて中央稜をリードで登る後続パーティーのためのカムやお助けヒモをどこにセットしようかと考える方が大変だった。
3ピッチ目が終わると大テラスに出るが、後続パーティーはなかなか登ってこない。しびれを切らしてFさんに確保してもらって覗きに行くと、まだだいぶ下の方で、かなり悪戦苦闘しているようだ。
Photo_2

後続パーティーのトップが大テラスに到着するのを待って、4ピッチ目を登り出す。以前に先行パーティーにアクシデントがあったいわくつきのピッチなので慎重に行くが、4、5ピッチともに全く問題のない簡単な所で何故アクシデントが起きたのか理解できなかった。

5ピッチ目が終わると、事実上終了のようなものだが、後1ピッチⅢの簡単なピッチがあるので、そこだけは終始セカンドで登ってもらったFさんにリードを任せて、トップで登る雰囲気を味わってもらう。慣れてないFさんは変な方向に行きかけるので、下から正しいルートを指示してやると、問題なく登りきる。その上は確保の必要のない階段状の岩場なので、コンテで行って一般コースに出てロープを外す。時間は2時半だから約3時間のクライミングであった。のんびり登った割にはまずまずの時間である。後続パーティーの到着を待って稜線でしばし憩う。
Photo_3
Photo_4 中央稜の全容

西岳の頂上を経て、股峠に戻った時はまだ3時で、自分自身としては中央稜だけでは不完全燃焼でフリーの難しいルートもやってみたい気もしたが、他のメンバーは満足しきっているようなので、代わりに弓状バットレスの前傾壁の見物をしてもらう。
Photo_5
おそらく初めて見るであろう異次元の世界に皆も興味津々のようであったが、私も何年か前に取り付いてまだ完登してないルートのことを思い出し、機会があったらまたトライしたいと思うようになった。

しばらく見物した後、峠に戻って帰途についたが、帰りもたいした渋滞にもあわずにラッキーであった。快晴と紅葉の下の楽しいクライミングの一日であった。

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アルパインクライミング」カテゴリの記事

コメント

vibramさん こんにちは
お久しぶりです。
こういう記事を拝見しているとまたクライミングに挑戦してみたくなりますね。
相変わらずアグレッシブに活動されていて敬服します。

還暦を過ぎて自由になる時間が少し出来たのでしょうか?

投稿: Nob | 2012年12月20日 (木) 12時36分

Nobさん、おひさしぶりです。
師走だというのに開店休業状態を利用して九州に旅行に行っていたため、返事が遅くなりました。

マラソンの方は加齢による筋力の衰えの影響が顕著ですが、クライミングはある程度テクニック?でカバーできるせいか、さほど力は落ちてないようなので、無理のない範囲で登りつづけようと思っています。

自転車の方は最近はほとんど乗っていません。特にロッキー横断に使ったマウンテインバイク仕様の方は帰国後一度も乗っていません。このままでは動かなくなってしまうかもしれませんので、年内に一回くらい家の回りくらいは乗ってみようかと思っています。

投稿: vibram | 2012年12月26日 (水) 09時45分

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