日本縦断徒歩旅行( 九州編) その2
今日は佐伯までの予定だが、最短コースだと26キロ程度で1日のコースとしてはやや短すぎるように思えたので、遠回りではあるが、国宝の臼杵大仏や風連鍾乳洞を通る変化にとんだコースを通ることにした。ただ40キロ以上の長丁場となるので、1日で歩きとおせるか心配であるが、いざとなったら適当なところで野宿するだけである。その前に臼杵城址に立ち寄る。江戸時代の城主は歴史の表舞台には登場しない地味な大名であるが、臼杵城の前身の城は鎌倉時代から戦国末期まで北九州に君臨した大友氏の居城である。
城見物の後、臼杵大仏に向かう。途中、昨日のイチャモン事件が一件落着とのメールが入る。人騒がせなことである。それにしても旅行中でも、仕事に支障なく対応できるとは、ネットの威力は凄いものである。
臼杵大仏は中国から僧侶を招いて作ったそうである。本番の石仏とは比べるべくもないが、それなりに見ごたえのあるものであった。
そこから風連鍾乳洞までの道程は遠く、鍾乳洞の手前で暗くなってしまう。夜に鍾乳洞に行ってもしょうがないので、近くの小学校の建物の裏で一夜を明かすことにする。校舎は真っ暗で宿直はいないようだし、校門も開けっぱなしである。今回はテントや寝袋は持参してこなかったが、野宿するための最低限の装備はあるので、屋根があって雨に当たらず、建物の南側で北風から守られている今夜のねぐらは星三つというところである。惜しむらくは、学校前にある雑貨屋には酒を売ってなかったことである。やむをえず、今日は休肝日となってしまった。
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