日本縦断徒歩旅行( 九州編) その3
前夜はかなり雨が降ったが、庇のお蔭で濡れずに済んだし、いっぱい着こんだので寒くもなかったが、枕が変わると寝られない質なので(ウソウソ)、なかなか寝付かれす、ラジオを聞きながら寝ていたら、いつの間にか寝入ってしまい、目が覚めたらあたりはすっかり明るくなっていた。
朝食もとらずに(というよりもとれずに)歩き出す。1時間ほどで鍾乳洞に着く。食堂があるが、まだ営業をしていないので、先に鍾乳洞見物を済ませる。日本一美しい鍾乳洞という触れ込みだが、今年見た岩手の龍泉洞とはどっこいどっこいか。
見物を終えて外に出ても、まだ食堂はしまったままである。いつまでも待っているわけには行かないので先を急ぐ。その先にもいくつかのレストランがあったが、みな廃業している店ばかりである。ようやく食事にありつけたのはお昼を大きく回ってコンビニにたどり着いた時である。前日の夕方に山のなかでたまたま営業していたお店でチャンポンを食べられたから良かったものの、そうでなかったら24時間絶食する羽目になるところであった。
午後は当初の予定では海岸沿いに行くつもりであたが、それだと時間がかかりすぎるようなので、日豊本線に沿って走る10号線の最短コースを行くことにする。この辺りでは比較的大きな町である直川を今日の目的地と決めて歩き出す。直川には6時前には着いたので、駅前のレストランに入って、久し振りにまともな食事をしながら、付近のホテルをグーグルで検索すると、なんと歩いて1時間も離れたキャンプ場近くに旅館があるだけである。そんなところまで歩いて行くわけにはいかないので、今夜も野宿をすることになってしまった。ただ今夜は駅の待合室なので、昨日よりはだいぶ快適な一夜をすごせそうだ。さらに近くのスーパーで酒とつまみをしこたま買い込んだので、夜も退屈せずにすみそうだ。
| 固定リンク
「歩き」カテゴリの記事
- 富士山主杖流し(2023.09.04)
- 日本アルプス二百名山全山登頂と伊藤新道入口(2023.08.29)
- 飯豊連峰・大日岳(2023.08.13)
- 鷄冠山(2023.08.01)
- 毛勝山(2023.07.26)
コメント