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2012年12月23日 (日)

日本縦断徒歩旅行( 九州編) その4


前夜のねぐらはホームの待合室で一応入口以外は壁に覆われていたので、一昨晩の校舎裏の吹きさらしよりも段違いに上等である。無人駅だから、最終が出てしまえば、静かな夜が約束されていると思ったら、どうも外が騒がしい。たくさんの保線作業の人が作業を始めている。彼らも私の存在に気付いたようだ。追い出されるかなと思ったが、ホーム上のことは彼らの管轄外のようで、私には無関心だったので、私も無関心を装って寝入ってしまう。早朝目覚めた時には彼らの姿はなかった。彼らのお蔭で安心して鉄道に乗れるのだから感謝しなくては。今日の行程はとりたてて見所のない退屈なコースである。強いて言えば、県境を越えて宮崎県に入れる(多分)くらいか
出発の時に駅前のスーパーがまだ開店していないのを知って焦る。コンビニじゃないのだから当たり前なのだがうっかりしていた。昨夜のうちにパンでも買っておけばよかった。隣の駅まで多分お店はないだろうから、しばらくの辛抱た。でも10キロも離れているんだよな。
今日は午前中には隣駅近くの食堂にたどり着き食事にありつける。当地名物の団子汁を注文する。うどん状にした団子を油揚げと野菜と一緒に味噌で煮込んだものだが、素朴な味で美味かった。
日本縦断徒歩旅行(<br />
 九州編) その4
お店の人がご飯のお代わりはただだからお代わりしていけと何度も勧めるし、朝昼兼用だからとお代わりしてもらったのだが、さすがに満腹となってしまい、しばらくは歩くのがいやになってしまった。
ちんたらちんたら歩き出すと思ったよりも早く宮崎県に入ることができた。日本縦断徒歩旅行(<br />
 九州編) その4
ここまで来れば目的の半分以上は果たしたようなもので、あとは時間の許す限り先に進むだけだ。
夕方に延岡北方の北川に着くが、駅近くにあった旅館は真っ暗で営業していないようで、他にはホテル等はないようなので、三つ先の延岡のホテルに泊まって、翌朝に北川に戻って続きを歩くことにした。
野宿が続いて体が冷えきってしまったので、ホテルは大浴場付きの所を選び、じっくりと体を暖めて鋭気を養い、明日の最後の行程に臨みたい。

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