飯田線全線乗車
年末から元旦にかけて家内の実家の名古屋で過ごした後、2日の朝に私だけ先に帰京する。せっかくだからと豊橋から飯田線全線乗車を経て中央線で帰ることにする。急ぎの旅でもないので18切符を利用した各駅停車の旅で実に93もの停車駅がある。
豊橋を出た電車は豊川稲荷に向かう初詣客を乗せてかなりの混雑である。豊川でがら空きになるかと思いきや、まだ乗車率90%程度である。その後は織田武田両軍が激闘した長篠あたりまでは車窓を眺めていたが、それにも飽きたので、電子ブックで藤村の夜明け前の読み残しの部分を読む。今回歩いてきた木曽路なかでも妻籠・馬籠の宿場を思い起こしながら読み進んでいくのは興味の尽きないものであった。
ちょうど読み終えた頃には電車は天竜峡に差し掛かり、車窓には絶景が続くようになる。電車はやがて伊那谷に入っていく。天気が良ければ左手には中央アルプス、右手には南アルプスの展望が得られるはずなのだが、あいにく厚い雲に覆われている。今回の旅は初日以外は天気にはめぐまれなかったようだ。
伊那谷に入ってからもまだまだゴールは遠かったが、かって山に行く時に通ったことのある地名も現れるので気もまぎれて、暮れ行く車窓を眺めれば、いつしか岡谷に着く。これで飯田線の全線乗車を達成し、JR東海管内は9割方を乗車したことになった。
岡谷から先は何回か乗り換えながら無事我が家に帰ることができた。今年も健康に留意しつつ、いろいろなところへ行ってみたい。
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