BCの休日
夜半にかなり降っていた雨も明け方近くには止んでいた。用足しに外に出ようとテントを開けた途端に目の前に牛の顔が現れてびっくりした。馬は遠くに連れていかれたようであるが、牛までいたのか。さすがにインドである。
4時を回ったところであるが、峠までの道にはライトは見られず、どのテントにも明りはついていない。夜半の雨で出発を諦めてしまったのか、それとも出発したパーティはもっと早い時間だったのか。
上空はどんよりと雲に覆われていて星は見えない。明日は天気が回復してくれるといいんだが。
テントに戻り脈拍を測ると70/秒くらいで、昨日は午後は80/秒台だったのが、一昨日までの水準に戻り、順調に順化は進んでいるようで、天候も含めて今日は休息日としたのは正解のようだ。夜明けまでもうしばらくの時間はとりあえずは音楽を聞きながらブログ書きで時間を潰す。
朝のうちは薄日がさしていた天候も、次第に雲が厚くなり、昼食を食べに食堂用テントに行っている間にアラレ混じりの雨が振り出した。ガイドが言うには、夕食の時に明日の予定を決めるとのこと。予備日が二日あるのだから、明日停滞となってもまだ十分登頂のチャンスは残されているわけである(高所順化もさらに進むだろうし)。乾季のこの時期、4日も悪天が続くことは考えられない(是非そう願いたいが)。
朝から断続的に降り続いていた雨は夕方には猛烈な雷雨となり、明日の中止が決定となる。過去の高所登山においては悪天が3日連続したことはないので、明後日には多分登れるだろうが、問題は明日の停滞日をどう過ごすかである。持参した本は読み終えてしまったし、ブログ書きも停滞ではたいして書くこともない。レーのホテルに本を3冊おいてきてしまったことを悔いても後の祭りである。携帯は圏外のため本来は不要なのだが、ホテルに預けて万一紛失してしまってもいやだし、邪魔になるものでもないので持参したことを思い出し、なにか暇潰しになるものはないかと、普段はやったことがないゲームをやってみたが、どうも面白そうなものもないので 明日は退屈しそうだ。
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