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2013年10月15日 (火)

火打山・鍋倉谷

鍋倉谷の存在はだいぶ前から知っていたが、特に登ろう気はなかった。ところが百名山を意識するようになってから、未踏である火打山への魅力的な登路として注目するようになった。9月にも一度計画したが台風で中止となったため、今回はそのリベンジである。

荻窪駅でH君にピックアップしてもらって、笹ヶ峰の先の杉ノ沢橋で車を止めて軽く一杯やってから眠りにつく。雨合羽のみでは寒くて熟睡できなかったが4時半に起床して出発準備を行う。何台かの車が来て駐車したが、みな焼岳に登るようで、鍋倉谷に入るパーティーはいないようである。

ヒサゴの滝までは遊歩道を行く。展望台からの滝はなかなか見事で、これを登るのは容易でないと思われる。
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我々は展望台からは踏跡を辿って、途中から懸垂でヒサゴの滝の上部に下降する。ヒサゴの滝から先は特に問題もなく第1ゴルジュを終えて、気づかぬうちに惣兵衛谷を通過してしまったようである。さらに谷を詰めてサクラ谷と分かれると第2ゴルジュに入る。いきなり現れる4mのチョックストンの滝は悪そうだったので、左岸の尾根を登る。下部の壁は傾斜は緩いが一応ロープをつけていく。中間支点がないのでリードは慎重に行う。後2ピッチで高巻は終わって、懸垂でまた沢底に降りる。この先には特に悪場はなく快適に滝をいくつか越えて第2ゴルジュを終える。

1時過ぎで時間的にはまだ早く、第3ゴルジュも今日中に終えることは可能な見通しであったが、明日にも楽しみを残しておこうと今日はここにテントを張ることにした。沢の途中でH君が採集したヒラタケその他のきのこ汁に舌鼓を打って夕食を終えてからたき火をかこみながら酒を酌み交わす。
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翌朝は季節風の吹き出しも収まり移動性高気圧の圏内に入ったようで、無風快晴となって、紅葉の谷間から火打山がくっきりと望まれる。
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歩き出してしばらくは平衡感覚が悪くてふらふらしていたが、1時間くらい歩いてようやく平衡感覚が戻った頃に第3ゴルジュに入る。最初の7メートルの滝は問題とならなかったが、次の9メートルのチョックストンの滝はとりつく島がないという感じである。
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そこでやむをえず左岸を高巻くが、こちらも少々悪かったのでロープをつける。その後もいくつか滝があったが快適に越え、最後のヒョングリの滝はフリクションの効きが悪い私の沢靴では無理は禁物と高巻したが、フリクションの効くフェルト底靴のH君は直登していく。

第3ゴルジュが終わると広河原となって火打方面の展望が見事である。
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もうすっかり終わった気分になったが、実際は天狗の庭までは結構長かった。天狗の庭はまさに天上の別天地のような素晴らしい所でした。
P1020698天狗の庭と火打山

一般登山者が大勢往来しているので、湿原を横断していくのはややためらいもあったが、やむをえないと一般登山道まで湿原横断を行って、登山道脇に荷物をデポして早足で火打山をピストンする。自分にとっては85座目の百名山である。
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デポ地の天狗の庭に戻ったのは3時半で、明るいうちに下山するためには2時間で笹ヶ峰まで降りなければならない。高谷池の先もしばらくは平坦な道が続き、一向に高度が下がらず、荷物が重くて歩行ペースも上がらない。昔、小学生の娘と妙高山に登った時に、急坂を登りきってもテン場の高谷池が一向に近づかずに値を上げていたのが思い出された。

平坦地が終わって十二曲がりの急坂に差し掛かるとようやく調子も出てきて、先行パーティーを次々と追い抜いていく。最近は調子の悪い足をかばうつもりで下りはセーブして他パーティーを追い抜くということはめったにないのであるが、若いH君に煽られてしまったのかもしれない。

笹ヶ峰まで後1キロの表示の先でとっぷりと日が暮れてしまったのでライトをつけるが、どうも今までのリズムがくるってしまったようで、もうH君のスピードについていけなくなる。ただ、笹ヶ峰は目の前だったので、ようやく重荷から解放された。車の駐車してある杉の沢橋までは4キロ弱は歩いていかなければいけないが、空身だから楽なものである。車に乗って国道近くまで降りてようやく携帯が通じるようになる。遅くなってしまったが、なんとか連絡時間内には下山連絡ができてホットする。渋滞こそなかったものの都内に入ったのは23時近くになっていた。H君には長時間運転をしてもらってご苦労様でした。











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