宇和島へ
八幡浜から宇和島への経路は当初は海岸沿いに行くことを予定していたが、海岸線はいりくんでいるので、これだけで100キロ近くになってしまう。宇和島方面にある札所3ヶ所はいずれも山の中にあるので、海岸沿いに宇和島近くまで行ってから札所に向かうと時間がかかりすぎてしまいそうである。そこで、札所を経由して宇和島までの最短距離を取ることにした。距離的にはだいぶ短縮されたものの峠越えがいくつかでてきて結構たいへんだった。
昼過ぎには宇和島市に入り、札所をひとつ残すのみとなったので、いつもは昼食はコンビニで簡単に済ますのだが、今日は道の駅でバイキングをゆっくりと食べることができた。食後に近くの41番札所の龍光寺を参拝してから宇和島に向かい、駅前のホテルにチェックインした。明るいうちに、しかもまだ日が高いうちにホテルに着けるなんて、今回初めてのことである。
ただこれで今日の予定は終わりではない。まずは宇和島から今朝出た八幡浜まで往復して予讃線の完乗を果たさなければならない。往復の料金と時間がもったいない気もするが、東京から完乗だけを目的にやって来ることを思えば大したことはない。レストラン等で夕食をとる時間がないので、コンビニ弁当の持ち込みである。ラッシュアワーのはずなのに車内はがら空きのため、車内飲食はノープロブレムである。行きに乗った列車がそのまま折り返しとなるのでホームに出る必要もなかった。
帰りはすっかり暗くなってしまって車窓の展望は得られなかったので、もっぱら持ち込んだ酒を飲んで過ごしていると、まもなく宇和島駅に着き、これで予讃線は完全乗車となった。
今日のスケジュールはさらに続く。今度は予土線の乗車である。ただこの時間帯だと江川崎までの列車しかない。残りは数日後に反対側から乗車することにしよう。
乗客は途中でみな降りてしまい、終点の江川崎で下車したのは私一人である。今乗ってきた列車が折り返しの宇和島行き列車になるのかと思ったら、乗務員は車内を消灯して駅構内に向かっていく。最終の宇和島行き列車は窪川から来るようだ。しかたがないからホームで待っことにしたが、さきほどの乗務員が振り返りながら訝しげにしているような気がしたので、停車している列車を撮って、撮り鉄のふりをしてみた(自分は乗り鉄だけなんだけど)。
やがて反対方向から宇和島行きの列車か来て、それに乗り込めば、今日のスケジュールはすべて終わり、後はホテルに戻って一杯やって寝るだけとなった。。
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