旭川
今朝は予報通り雪が降っている。目的を果たしたので後は帰るだけだが、せっかく来たのだから空いた時間を利用して、遠回りとはなるが石北線の未乗車区間を完乗して旭川に向かうつもりであった。ただ、この雪で交通機関に影響がでていないかどうかが心配になってきた。バスの発着場に着くとバスは若干の遅れはあるが、運休の心配はないようだ。またJRに確認すると、石北線にも雪の影響はないとのことで一安心した。だが新たな心配がわき起こってきた。旭川での空港行きバスの待ち合わせ時間が1時間ちょっとしかないことだ。列車が1時間以上遅れる可能性は十分ありうることで、そうなったら帰りの航空券はパーとなってしまうだけでなく、明日の仕事の約束もドタキャンとなってしまう。しばらく思案したが、結局旭川に直行し、石北線の完乗は別の機会に試みることにした。
旭川駅に着いたのは1時頃でバスの発車まで5時間ばかりある。どうしたものかと思ったが、旭山動物園には以前に行ったことがあり、他にはこれといった名所もないようで時間をもてあましそうであった。ここでハッと気がついたのだが、行きは預け荷物が19キロでギリギリ超過料金を免れていたのだが、雪ですっかり荷物が濡れてしまって、このままでは超過料金は必至である。そこで駅の待合室に行くとガラ空きだったので、これ幸いと一画を占領して荷物を全部床に並べて乾かしにかかり、その間に山で余った酒を飲んで時間を潰した。全くもって旅の恥はかきすてであり、旭川市民の皆様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。
夕方になると待合室も混み始め、濡れたものもあらかた乾いたようなので、荷物をしまってバスの発着場にむかった。出発時間まで1時間以上あり、誰も並んでなかったが、ザックをその場においたまま駅前散策と旭川ラーメンを食べに出かけた。外国ならいざ知らず治安の良い国内で、あんな薄汚れた重たいザックを持ち逃げする物好きはいるはずがないと確信している。
無事荷物をバスに積み込んで、空港でチェックインすると、今回もギリギリで超過料金を免れることができた。駅の待合室での旅の恥はかきすての苦労が報われたわけだ。どうも無意味な1日を過ごしたような気がしないでもないが、北海道の山もある意味では海外の山であり、海外の場合には移動日で1日以上潰れるのは当たり前ななのだからやむを得ないのかもしれない。
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