層雲峡錦糸の滝
今日はまずまずの天気となりそうなので予定通り、錦糸の滝に向かう。滝までは30分くらいの歩きであるが、ツボ足では結構潜って歩きにくい。相棒の所属する山の会の若い連中に追い抜かれるが、もともと体力的にかなわない上に、スノーシューとツボ足では勝負にならない。
この日、錦糸の滝に取り付いた3パーティーのびりけつで取り付きに到着する。最初に到着した四人パーティーはかなりの力量があるようで、右側のⅤのラインを登っていく。2番手は相棒の会の三人組で我々と同じ右岸沿いからスタートするオリジナルルートで、最後の我々がスタート出来たのは10時50分だった。
ガイドブックには1ピッチ目と2ピッチ目には10メートルのバーチカルがあって固い氷との説明があったので少々ビビっていたが、実際は部分的な垂直はあったものの、適度な傾斜の続く快適なクライミングが楽しめた。最後の3ピッチ目は、前半は雪面、後半は簡単なアイスで14時に終了点に到達する。
先行パーティーの懸垂用ロープが回収不能となってしまっていたので直してやる。我々も同じことになってはたいへんなので、スリングを継ぎ足して流れをよくしてから下降に移る。3回の懸垂で下に降り立ったのは15時30分だった。
クライミング中は飲まず食わずだったので、ゆっくりと食事とギアの整理をしてから出発する。帰りは大勢か歩いた後のためにさほど潜らずに歩けて16時30分には駐車場に着き温泉に直行した。
予備日も使わずに2日間で予定をほぼ達成できたので、十分満足できる山行でした。層雲峡はわずかの歩きで本格的なマルチが楽しめ、温泉と風雪の当たらない快適なキャンプ地(地下駐車場)にも恵ぐまれた快適な立地にあるので、多少交通費はかかりますが、本州からも一度は訪れたい所である。
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