春本番の三ノ木戸の岩場
三ノ木戸というまだ登ったことのない岩場に行かないかというお誘いがあったので参加させてもらうことにした。最近はクライミングに対するモチベーションも低下する一方で、難しいルートを登ろうとする気持ちはあまりなくなり、知らない岩場を登ってみたいという半ば観光気分が強くなっている。
三ノ木戸の岩場は奥多摩駅の先で青梅街道と分かれて山道を行く先にある。先月の大雪がまだ残っており、人家のある所までは除雪してあったが、そこから先は車を降りての歩きとなる。といってもたいした歩きもなく、目的の岩場に着く。あまりポピュラーな岩場ではないこともあり、平日の今日は我々の貸し切りである。
先ずは5.9のルートでアップを行い、次に10bのルートにトライするが、これがなかなか難しいルートで、この岩場はかなりグレードが辛いようだ。午前中はこの2本しか登らず、後は早目の昼食をとったり昼寝をしたりして過ごす。
午後になって、仲間の人たちが以前から宿題としている課題があるというので、私も参戦させてもらうことにした。ルートグレードは10cということだったのでたいしたことはあるまいとたかをくくって取り付いたところ、最後の核心部分は30分以上粘っても落とせずについにギブアップ。10cのルートでこんな完膚なきまで打ちのめされたことはかってないことであった。これでモチベーションはますます落ちてしまい、この後は中間部にシンクラック状の部分がある短いルートを一本登ったのみで、後は仲間のクライミングを見物して時間を潰した。
モチベーションのあがらない1日ではあったが、春本番の陽気の中で、まだ雪をあちこちに残す奥多摩の山々を眺めながら岩場で過ごす1日はそれはそれで楽しいものであった。
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