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2014年3月31日 (月)

霧島登頂

始発の電車に乗って霧島登頂を目指す。ところが霧島神宮で下車して駅前のバス停でえびの高原行きを探すが、それらしきものが見当たらない。近くにいたタクシーの運転手に聞くと、バスは廃止されて走っていないという。そんな馬鹿な!ちゃんとネットで調べて来たのに。運転手の話ではネットを信じて間違って来た人がたくさんいるそうだ。ネットの情報を訂正しないバス会社もひどいものだ。丸尾という所からはえびの高原行きのバスが出ているらしいが、本数が少ないだろうから果たしてうまく接続しているかどうかもわからない。タクシーを利用するしかあるまい。
えびの高原に着くとタクシー代金は5550円だった。予定外の出費となってしまった。運転手がバスの時刻を見てくれて、13時の丸尾行きのバスに乗れば丸尾で霧島神宮行きのバスに乗り継げると教えてくれる。行き先の違う11時発のバスもあったが、どうせその時間には降りては来られないだろうとさして気にもしなかった。
霧島の最高峰である韓国岳への登山道は登りやすい道だった。荷物が軽いこともあり、ぐんぐん飛ばして行き、先行の登山者を次々と追い抜いていく。こんなことは久しぶりである。コースタイム1時間半の所を1時間かからずに登りきる。

期待していたほどの好天ではなかったが、360度の眺望は得られたので、登った甲斐はあった。86座目の百名山登頂である。
霧島登頂

時間的には11時のバスにも間に合いそうに思えたので早々に下山を開始する。降りはじめて間もなくして大浪池のコースを降りていることに気付いたが、多少遠回りになっても違うコースを歩いた方が面白いだろうと、そのまま降りていく。急な木の階段をどんどん降りていくと大浪池が次第に近づいてくる。大浪池を囲む外輪山の一角に辿り着くと、そこからはえびの高原に向かって小刻みなアップダウンが繰り返されるようになり行程が捗らなくなる。このままでは11時に下山するのは難しくなるかもしれないとペースを上げたため、なんとか間に合ったが大汗をかいてしまった。

11時を少し過ぎてバスはやってきたが、運転手に聞くと、このバスはJR駅行きのバスには接続していないので、次の13時のバスに乗るように言われる。なあんだ、急いだ分だけ損したわけか。しかたないので2時間の待ち時間の潰し方を考える。

まずはレストランに入る。宮崎県に入って何日も経っているのにまだ宮崎牛を食べてなかったので、焼肉を注文する。
霧島登頂
食後に外に出てみると近くの国民宿舎で日帰り温泉に入れることがわかったので、有名な霧島温泉にはいってみようかとも思ったが、着替えを宮崎駅のコインロッカーに他の荷物とともに置いてきてしまっており、入浴後にまた濡れた服を着るのも嫌だったので足湯だけで我慢する。これでも霧島温泉に入ったことになるかな。
バスの発車時間までにはまだ時間があったのでどうしたものかと思っていたところ、近くにコミュニティセンターがあったので暇潰しに寄ってみる。こちらは火山に関する展示がメインであるが、昨日の都井岬のそれよりも内容が充実している上に無料であった。

ようやく待ち時間を消化して丸尾行きのバスに乗り込む。思っていたよりも時間がかかって丸尾に到着する。乗り継ぎがスムーズにできるかどうかが気がかりだったが、さほど待つこともなく乗り継ぎができてホッとする。乗り込んでしばらくすると次の停留所は霧島神宮とのアナウンスがある。大勢の乗客が降り始めたので、自分もつられて降りかけたが、運転手にJRの駅は近いか聞いてみる。すると歩くと30分以上はかかるとのことである。振り返ると長い石段の先に鳥居が見えている。ここで降りて参拝して次のバスで駅に向かうことも考えられたが、その場合は予定している電車に遅れるリスクもある。それに自分はお遍路を行っているように仏教には共感を持っているが、神道は好きでないのだ。神社でも自然崇拝から発生した原始信仰の側面が強いものは許せるが、天皇制国家の精神的支柱をなすようなもの(靖国神社、伊勢神宮等)は常々忌み嫌う存在だと思っている。この霧島神宮は天孫降臨伝説に象徴されるようにまさに後者の性格が強い神社と思われるので無視
することとした。

霧島神宮駅に着いてからは、このまま宮崎駅に直行してしまえば楽なのだが、JR全線乗車を目指している自分は、あえて薩肥線・吉都線経由の遠回りで帰ることにしたために霧島神宮駅でも2時間近い電車待ちを余儀なくされることになってしまった。だが、このために東京の金券ショップで本来なら1枚2300円のはずの青春18切符のバラ売り券を3500円も出して買ってきたのだから仕方ないのだ。それにこのコースをとることにより、今日は西面南面を通ってきた韓国岳を北面、東面からも眺められるという楽しみも生まれるのだ。

吉松駅で14分停車して列車は薩肥線から吉都線に移る。薩肥線自体は吉松から人吉まで続いているのだが、なにしろ上下線とも1日5本しか運行しない超ローカル線なので、これを踏破するのは至難の業である。

吉松駅を過ぎると霧島の山々が近づいてくる。行きに通ってきた日豊線からは数10キロも離れていた山並みが今では10数キロしか離れていないのだ。ただあいにく時間が遅くなってきたためにシルエット的にしか見えないのが残念だ。明るい時であれば、さぞかし雄大な眺めだろう。

やがてシルエットも暗闇の中に吸収されてくると日豊本線との乗換駅である都城駅は近い。都城駅では乗換時間が30分ほどあったので、駅前のコンビニで弁当などを買って8時過ぎになってようやく食事にありつける。さらに1時間ほど電車に乗って宮崎駅に着き、予約してあった駅前のホテルで旅装を解いて長い1日が終った。

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