秩父・三峰
大型連休前半の日曜日、家内と秩父の羊山公園に芝桜を見に行き、ついでに三峰神社まで足を延ばしてきた。
羊山公園へは最初は西武秩父から行くつもりであったが、一つ手前の横瀬で大勢下車するのでつられて降りてしまったところ、結果的には正解であった。というのは、横瀬からの方が西武秩父からと比べて少し遠いが、緩やかな登りに終始しているのに対し、西武秩父からの道はかなりの急坂で、歩き慣れてない家内はかなり難渋したにちがいないからである。
肝心の羊山公園の芝桜であるが、ほぼ予想していた範囲内の景観であり、このためにだけわざわざ遠出するほどのものでもないという気がした。
一通り眺めた後、西武秩父駅に向かい、三峰神社行きのバスを待っ間に名物のわらじカツを食す。
三峰神社行きのバスは秩父湖まではほぼ平坦であるが、そこから先は急な坂道の連続で神社直下に到着する。
はるか昔の学生時代に三峰神社下から曇取山を目指したことがあるが、すっかり記憶は薄れたものの先を急いでいたであろうから、多分三峰神社を参拝するのは今回が初めてに違いない。
三峰神社参拝の後、近くにカタクリ園があるというので行ってみる。途中に桜、ツツジ、シャクナゲといった本来なら開花時期が一月ずつずれているはずの花が同時に咲いている珍しい光景を目にすることができた。
さらにその先にはお目当てのカタクリ円があった。野生の動物に食べられて絶滅寸前になってしまったため金網に囲まれて可憐な姿を楽しませてくれる。
羊山公園の芝桜と異なり、全く想定していなかった景観だった。
バス停近くまで戻り、バスの時間待ちの間に茶店でコーヒーを飲みながら、周りの山々を眺めながら暫し休憩する。左手奥には若い頃によく登った曇取山と周辺の山々、右手には重厚な和名倉山が望まれる。
ここからは手前の尾根に隠れて残念ながら全貌は見えないが、今秋登ろうとしている和名倉沢もその上部が垣間見られた。
間もなく定刻通りに発車したバスに乗って三峰を後にしたが、日帰りの旅にしては実に内容の濃い1日であった。
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