久々の宝剣中央稜
GWに中央アルプスの宝剣中央稜に行ってきた。若い頃には何度も登ったルートであるが、実に30数年振りのことである。
初日はまだ登ったことのないサギダル尾根経由で宝剣山荘前のテント場を目指す。サギダル尾根は予想した通りの簡単な尾根で13時過ぎには稜線に出る。どうも我々の行動がパトロール隊にマークされていたみたいで、稜線に着くや否やパトロール隊の連中がやって来て、いろいろと注意事項を与える。宝剣山荘の到着予定時間を聞かれたので、大分以前に一人で同じ時期に逆方向から縦走した経験を基に3時頃と答えると、その時間では無理だろうと言われる。その時は多少遅れても4時までには着くだろうと鷹をくくっていた。ところが荷物の重さと思わぬ悪天下の行動で四人のメンバーの一人が調子を崩したために時間を要して、宝剣山荘に着いたのは何と6時となってしまった。それから大急ぎでテントを設営して夕食の支度をする。ラッキーだったのは、宝剣山荘で水とトイレの便がはかられたことである(テント代一人800円を徴収されはしているが)。
その晩は風が強くてテントが激しくはためき、明日も今日のような天気だったら中央稜は中止せざるを得ないかなどと考える。
翌日は昨日とうってかわった素晴らしい快晴の朝を迎える。夜間に強かった風も出発する頃にはおさまり絶好の登山日和を迎える。
中央稜には先行パーティーがいたが、我々は四人バーディーなのですぐに引き離される。ルート中にはいくつかの派生ルートがあるが、易しいルートを選んで登って行くと、このルートのハイライトとも言うべきオケラクラックにぶつかる。傾斜の緩いクラックでフットジャムもよく決まるので、支点もいらないほどであるが、せっかくカムを持参してきたのだからと三ヶ所ほどカムをセットする。そこから上は簡単な1ピッチで宝剣岳の頂上に出る。
ここから先は昨日も通った所なので迷うこともなくテントに戻る。
予定では一人だけが千畳敷からロープウェイで下山し、他のメンバーは翌日に伊那前岳経由で北御所に下山する予定であったが、天気が下り坂のこともあり全員で千畳敷ロープウェイで下山することになり、当初は予備日も入れて4日間で計画した山行も終わって見れば2日間の山行となってしまった。
| 固定リンク
「アルパインクライミング」カテゴリの記事
- 妙義集中登山(2025.11.23)
- ブログ開始前の山行記録アップ(2020.08.02)
- 空白記録の復元(2020.07.29)
- 岩と雪ベストセレクション(2017.04.02)
- 滝沢第三スラブ(2016.04.17)


コメント