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2014年11月

2014年11月25日 (火)

白峰南嶺及び日本アルプス完全縦走達成

今回の布引山から山伏への縦走で、10数年かけての農鳥以南の白峰南嶺完全縦走と40数年かけての親不知からの日本アルプス完全縦走が達成ができました。後者については本当は親不知から静岡までとしたかったのですが、行程の遅れのために静岡までの歩きはかないませんでした。まあ仮に遅れがなかったとしても、連日の山歩きによって疲れた体で荷物を背負って40キロも歩くのは無理だったかもしれません。残した部分は来年2月の青梅マラソンの練習も兼ねて、近々のうちに走ってきます。
Photo黒実線は今回のコース、赤実線は過去に歩いた(一部はランニング)コース、赤破線は自転車で走破したコース

Photo_3コース最北端の尻高山

P1030638コース最南端の山伏

日本アルプスの日本海から太平洋まではトランスジャパンというレースでは1週間で駆け抜けてしまう時代に40年以上かけてトレースしても世間的にはなんの意味もない記録ですが、自分にとっては思い出がいっぱい詰まったかけがえのない記録です。何年も前から達成を目指してきただけに今は満足感に浸っています。

今年は長年手掛けてきたプロジェクトのうち三つ(今回の外、日本列島徒歩縦断と四国お遍路)を達成できてホッとしています。他にも進行中のものや予定しているものがありますので、これからもチャレンジし続けたいと思います。

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白峰南嶺リベンジ4日目

朝目覚めると雨の音がテントを叩いていた。3日も晴天が続いたことでもあるし、今日は稜線歩きをするわけでもないのでまあいいか。

山伏への登りは手前の崖道かと思ったら、奥の方に赤テープがあったので、そちらから登ったが、昨夜の暗闇の中ではまず発見できなかったろうし、登り自体もそこそこあったので、昨夜の疲労した体ではかなりきつかったと思われ、峠にテントを張ったのは正解だった。

山伏頂上はヤナギラン保護のためと称して保護の柵と木道があったが、どう見ても柵の中は笹藪ばかりのようにしか見えなかった。
P1030638_3
頂上から少し降りた所にある西日影沢への分岐点ははっきりした所で、昨夜に来ても、絶対に見逃さないところだ。そこからの下りは明瞭ではあるが、かなり長いので、昨夜に降りた場合には難渋したことだろう。 だいぶ降りて待望の水場にたどり着く。
P1030643
一昨日以来の水場でたらふく水を飲んで元気を取り戻してから再び下降に移り、やがて林道に降り立つ。 時間は昼頃で静岡までは無理だが、かなり先まで歩いていくことも不可能ではなかったが、雨の中を疲れた体で荷物を担いで歩くのもしんどいので、途中にある日帰り温泉まで行ってひと風呂浴びてからバスに乗ることにした。ところが、温泉近くまで来ると、温泉はバス道からはだいぶ離れた所にあって、バス停まで濡れた服を着て(着替えがないため)歩かなければいけないようなので、温泉は諦めバス停前の喫茶店でビールと食事をしながら、ストーブで濡れたものを乾かしつつ次のバスを待つことにした。店の人の話では行こうとした温泉は三連休の後のお休みだそうで、わざわざ行かずにラッキーだった。 喫茶店で2時間ばかり過ごして定刻のバスで静岡に向かった。今年一番のエキサイティングな山行であった。

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白峰南嶺リベンジ3日目

朝の炊事が終わってから非常事態発生。昨晩から使っている中型のガスボンベが空になってしまったのである。未使用のものを持ってきたはずなのになんてことだ。もう雪を溶かすことはできないので水のある場所までいかなければならない。今回の核心とも言える青薙分岐点から山伏の間はどのくらい時間がかかるかわからないが、頑張って1日で踏破しなければならない。

と言うわけで暗いうちから出発する。上空は風が吹いているようだが、樹林帯のために助かる。すぐに青薙山への分岐点にさしかかるが、真っ暗な頂上に行ってもしょうがないので、山伏への県境尾根に進路を取る。

暗闇の中を慎重に急降下するが、次第に夜が明けてくる。400メートルの標高差を降りきった所は草原の広がる気持ちの良い所だが、時間の余裕がないので先を急ぐ。

9時過ぎにイタドリ山に着く。1時間ちょっとで着くかと思ってたのに三時間半もかかってしまった。この分では今日中に山伏を越えて安倍川に下り、温泉泊まりというプランは難しくなってきたかもしれない。
P1030637
ネットで調べた所では、イタドリ山から山伏直下の峠まで5時間とあったので、一応参考にはしてきたが、ますはその記録で1時間となっていた青笹山までどのくらい行けるかが問題だ。
イタドリ山までは自動車で行ける峠からピストンする人も多いのか赤布やテープが現れるようになる。1時間たっても一向に頂上には着かない。結局頂上にはさらに30分を要してしまった。ネットの記録は軽装で峠から往復したものだろうから今の自分には参考にはならない。マイペースで行くしかないと思い直す。

青笹山から道は南下していくが、三沢岳の所で道は激しく屈曲する。すなわち東北東から来た道が東南東に向かうわけであるが、頂上から西へ向かう踏跡があったので、東と西を取り違えて踏跡の方に進んでしまった。当然踏跡は途中で消えてしまい右往左往することになる。ここで東に向かわなければならないことに気付き東に進路をとってみるが、現れるはずの赤布やテープが発見できない。そこで頂上に戻って東の方の赤布やテープを探すが、先ほど通ってきたもの以外には見つけられない。ここでしばらく思案すると、5万図では頂上でコースが屈曲するように見えても実際にはその手前で屈曲しているのではないかということである。そう考えると進むべき尾根の付け根の位置とも符合する。そこで来た道を戻りなから南の方に目を凝らしていると、果たして赤布を見つけることができた。さらに進むと次々に赤布やテープが現れ、GPSで確認しても正しいコース上にいることがわかり、ようやく袋小路から脱出することができた。この道迷いで1時間以上も時間をロスしてしまい、今日の行程にどう影響するかが問題だが、今はそんなことは考えてもしょうがない。ただ前進あるのみだ。

道は再び南に進路を変えてしばらく進んでから、東に大きく曲がって、山伏直下の自動車道に近付いて行くが、そこに行着くまでにはいくつかの山を越えていかなければならない。最後の大きなピークを越えた時に南アルプスに日が沈んでいく。ここでひと休みしてライトを取り出し、残り少ない水を飲んで元気を取り戻す。やがて峠に着いたが、ここで選択を迫られる。ひとつは最後の水を飲んで元気をつけてから山伏を越えて、日影沢の水場に達する。もうひとつは峠にテントを張って水無しの一夜を明かして、翌朝最後の水を飲んでから山伏越えを行うというものである。選択したのは後者である。それはかなり疲労していたこともあるが、暗闇で山伏への登路の発見も困難であるし、山伏から日影沢への下降点の発見はもっと困難に違いないからである。その晩は、チョコレートを雪と一緒に食べたり、冷たいレトルトの牛丼をそのまま食べたりして空腹をしのいだ。

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2014年11月24日 (月)

白峰南嶺リベンジ2日目

出発の準備を済ませテントをたたもうとした時に下からライトが近づいてきた。下にテントを張っていたパーティーだが、随分と下に張っていたはずなので、この時間に上がってくるのは相当早く出発したに違いない。

まもなく出発すると、じきに日が上がり、さほとしないうちに布引山に着いてしまった。
P1030634
頂上に着くまでも注意しながら歩いていたのだが主稜線との分岐点は発見できなかった。そこで今度はさらに慎重に降りて行くと、右側にかすかに分岐点とおぼしき所を発見する。しばらく降りて行くと、踏み跡はしっかりしてきて赤テープも現れたので、南嶺主稜線に間違いないことを確信。念のために地図と磁石で確認する。せっかくもってきたのたからとGPSまで取り出す。雪の上には動物の踏み跡しかなく、登山者はあまりはいってないようだ。

所ノ沢越までは一気の下りである。所ノ沢越では10分ほど下ると沢が現れるので、水を補給してから稲又山に向かう。400メートルほどの登りだが、薄くついた雪が滑り落ちて歩きにくい。

稲又山から青薙山方面へ向かう標示通りに進んだのだが、道に迷ってしまった。出発点に戻って正しい道を見つけたのだが、最初間違えたのは、所ノ沢越に向かう赤布を青薙に向かうものと間違えたためのようである。

青薙山への分岐点までは長く途中で暗くなってしまったが、ライトをつけて分岐点の手前まで頑張ってテントを張った。ここまで入っておけば明日は楽になるだろうとその時は思ったが甘かった。

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2014年11月22日 (土)

白峰南嶺リベンジ1日目

6月に集中豪雨のため敗退した白峰南嶺にリベンジに来ている。今回は是非成功させようと前夜から駅のベンチで仮眠しているとパトカーが止まって職務質問される。前回職務質問されたのも山梨県警だったと記憶している。よその県警ではそんなことはないのに山梨県警は鬼門である。

下部温泉駅のバス停でバスを待っている時に近くのビール自販機が目に留まりビールを買いにいくが、危うくバスに乗り遅れるところであった。

登山口から2時間くらいの歩きで徒渉地点に出る。前回、増水した沢を流木で架橋して決死の覚悟で渡った所だが、その後の台風で流されたのか架橋の跡は残ってなかった。あたりは紅葉の盛りでいつまでも佇んでいたい気がする。
P1030631
今日は長丁場でいつまでも休んでいるわけにもいかないので、ここで水を補給してから標高差2千メートル近い急な尾根道を登りだす。背後に聳える雪景色の富士山の眺めだけが救いである。

中間あたりまで登った頃に下山してくるパーティーに出会う。軽装だったので、早朝に登山口を出発して日帰りで頂上をピストンしてきたのかもしれない。さらに登ると急な尾根上の唯一と言っていい平坦な場所に出るが、ここにテントを張ろうとしている先行パーティーがいた。私は頂上直下まで行くつもりだったので先を急ぐ。

明るいうちに稜線まで達して赤石山脈に沈む夕日を見たかったのだが、その前に暗くなってしまったのでテントを張れる平らな場所を求めるが、なかなか適当な所がなく、登山道が部分的に平らになっている所があったので、そこにテントを張って一日目の泊まり場とした。

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2014年11月17日 (月)

大同心

来夏に予定しているマッターホルン一般ルートのガイドレス登山のトレーニングを目的に参加予定者四人とともに八ヶ岳大同心に向かう。途中で車のトラブルがあって美濃戸口出発が11時前となってしまうが、冬型によって20メートル近い強風が予報されていて、今日は南稜の登はんは無理らしいので、出発時間が遅れることによるデメリットは特にないと思われる。

歩き出してしばらくすると、雪に覆われた山波が見えてくる。季節風の吹き出しによる例年になく早い初冠雪となったようである。赤岳鉱泉近くまで来ると大同心の偉容が目の前に広がってくるが、雪がびっしりと張り付いている。特に傾斜の強い正面よりも、今回登る予定の傾斜の緩い南稜の雪のつきかたが激しい。この状態では明日になっても急には雪は融けないだろうから南稜は諦めた方がよいだろうし、南稜取り付きあたりも風が強そうだから、ビバークするにしても樹林帯でないと難しいだろう。
P1030630翌朝の大同心

赤岳鉱泉に着くと、悪天候のためか土曜日だというのに登山者の姿もまばらである。同行者からは、大同心稜は急傾斜でビバーク適地もないのでここでビバーク訓練をしてはどうかという意見もでる。しかし、そもそも今回ビバーク訓練をすることになったのは、マッターホルンのガイドレス登山を行ったパーティーには1日でヘルンリ小屋まで戻れずに途中でビバークに追い込まれている例も少なくなく、その場合には狭いテラスといった条件の悪いビバークとなる可能性も高いが、私以外の同行者はそのようなビバークをした経験がないようなので、一度経験しておいた方がよいと思われたからである。その意味からは急傾斜地でのビバークは願ったり叶ったりということで大同心稜を登り出す。

200メートル近く登って日没も迫った頃にビバークに入る。この場所では必要はないが、岩場でのビバークを想定して、セルフビレーと全装備の吊り下げを行ってから2パーティーに別れてツエルトに潜り込む。ツエルトの中ではまずはコンロに火をつけてお湯を沸かし、フリーズドライの混ぜご飯の入った袋にお湯を入れるのだが、平らな場所はないので、こういった状況には慣れている私が両足で挟み込んだコンロの上にコッヘルを乗せるが、ひっくり返したら大やけどは必至なので、全神経を集中して作業をおこなう。隣のツエルトでは狭くてコンロに火もつけられないというので、隣のツエルトの分の食事も一緒に作ってあげる。
P1030628

18時頃に食事を済ませると、後はやることがなく、12時間もの長い間ひたすら耐えるだけである。しっかりと着込んでいるので寒さはたいしたことはないが、窮屈な姿勢を長時間続けていると腰が痛くなってくる。それでも私は立木に足を突っ張ることができるので、なんとか体勢を維持できたが、隣の人は下の方に滑り落ちてしまって、辛うじてツエルトに支えられて、それ以上の落下を免れている状態である。

両ツエルトとも夜中に張る位置を変えて、多少は寝心地を良くして、なんとか朝を迎えることができた。夜中にさらに雪が降ったこともあり、これ以上の登高には意味はないので、赤岳鉱泉に降りて、ビバーク用のビスケット等の朝食を摂る。

今回の山行の目的のひとつであったビバーク訓練はそれなりの成果はあったので、このまま美濃戸口まで降りてしまうつもりであったが、途中でメンバーの一人から、もうひとつのトレーニングとして事前に資料も配布した多人数で懸垂下降する場合の効率的な方法についても形だけでもやってみたいという希望が出されたので、林道脇の斜面の立木を利用して行ってみる。傾斜がないので臨場感には欠けるが、システム自体は皆さん理解されたようだし、システムの改善点も出されて有意義な時間を過ごせた。
大同心を登るという目的こそ果たせなかったが、マッターホルンの準備という目的は十分に果たせたので、充実感をもって下山することができた。

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2014年11月 6日 (木)

ミズガキ山ハイピークルート

Photo
ミズガキ山ハイピークルートを登りたいという友人のリクエストに応えて12年振りに登ってきた。先週登った屋根岩神奈川ルートよりもかなり易しいルートで昼前に終了。帰りの渋滞もなく順調に終わるかと思いきや、便乗させてもらった車から下車する予定の拝島駅の2キロ程度手前で前方の車両に追突。相手の車のナンバープレートが少し凹んだ程度の事故ですんだのだが、不幸中の幸いであった。その結果、相棒は警察に向かうことになり、私は駅まで重荷を背負って歩く羽目になってしまった。

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