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2014年12月28日 (日)

伊豆クライミングツアー

自宅の近くまで友人が車で迎えに来てくれ、道路も仕事納めのため反対車線の渋滞を尻目にスイスイと走れたため、3時間程度で目的地の富戸に着くことができた。順調だったのはここまでで、100岩場では富戸港に駐車場があると書いてあったが、月極か施設等利用者専用のものしかなく、うろうろしたあげくに駅近くでなんとか駐車できる場所を見つけることができた。そこから荷物を背負ってイサリビロックに向かい、見覚えのある通りを進むと岩場の上に出る。既に登っているパーティーもいたので、海岸まで降りてみるが、とうもイサリビロックとは様子が違う。あたりをよくみると、ここはフナムシロックであることに気づく。一瞬ここで登ってしまおうかとも思ったが、初心者向けの岩場なので、わざわざ登るにはもったいないと思い直し、もと来た道を戻る。ようやく、イサリビロックに着くと、誰も登っておらず貸切状態である。まずは看板のイサリビクラックにトップロープを張る。ところが取り付きに戻ってみると、トップロープは10cのライトではなく、10d のレフトの上に張られてしまっている。そのままレフトを登ってしまってもよかったのだが、まずは比較的やさしいライトから登った方がよいと考えてトップロープを張り直すことにした。なんやかんやのトラブル続きで午前中はこれでおしまいとなってしまう。
伊豆クライミングツアー

昼食後にライトにトライするが、薄被りのフレークが連続するためにパンブが激しく何度もテンションをかけなから、なんとかトップアウトする。次に同じトップロープで登れる11aのシンクラックにトライするが、核心と思われる指先がかかろうしてかかるシンクラックに耐えることができずについに断念する。
次はレフトもトライしたかったが、相棒がライトでも苦戦して途中でリタイアしているので、レフトは難しいだろうと考え、もう少しやさしい右側のルートにトップロープを張り直すためにライトをもう一度登る。今回も何度かテンションをかけながらトップアウトして、隣のヒマラヤ帰り5.8等にトップロープを張り直して1回ずつ登る。

時間は4時前でまだ早かったが、明日は城山でマルチを何本も登るつもりなので、疲れ過ぎてはいけないので、これで切り上げて城山の麓の大仁に向かう。途中、伊東で温泉に入ってから夕食をとる。大仁に着いたのは8時と早かったので、近くのコンビニで酒とつまみを買って車内で談笑してから眠りに着く。

翌朝は長丁場になりそうなので、なるべく早くスタートしたかったが、前夜の飲み過ぎと遅い日の出のために、クライミング開始は8時半と予定よりも遅くなってしまった(もちろん、他のクライマーはまだ誰もいなかったが)。

今回は複数のマルチを登るつもりなので最初はやさしめのルートが良いだろうと考え、今までは城山まで来てアルパインルートを登ることもないだろうと登らずじまいだった西南カンテから始めることにした。

斜上バンドまでは登りやすそうなところを適当に登り、そこから先は踏みあとをしばらくコンテで進むと、いかにもアルパインルートらしい形状の西南カンテが現れる。取り付きから10メートルくらいまではノーピンで、さすがにアルパインルートだなと思わせたが、それから上部にはそこそこ支点は現れた。適度な緊張感を楽しみながら2ピッチ登って、二間バンドに到達して終了する。

懸垂2回で斜上バンドに降り立ち、次は南壁ではやさしめのフリーのマルチである中央左ルートを登るつもりだった。懸垂で降りたため現在地が判然としなかったが、トポではルートはハングの左から直上することになっていたので、それらしきルートを見いだして左ルートだと思って登り出す。ところが、最初からやけに難しくトポのグレードとかけ離れている。なんとか頑張って直上するが、とうとう行き詰まってテンションがかかってしまう。終了点はすぐ真上に見えるが、そこまでの数メートルには支点もなく、ホールドも乏しく絶望的に見える。弱ったなと思ったが、右手を見るとホールドがいくつかが見つかり、ランナウトに耐えれば右から回り込んで終了点まで到達できる可能性が見出だされた。

意を決してシミュレーションした通りに動いてなんとか終了点に達してホッとする。続いて相棒が登ってくるが、核心の手前でフォールして大きく左に振られる。彼のフリーの力からすれば、こんな所で落ちるはずはないのだが、慣れないマルチの連続で肉体的にも精神的にも疲労が激しかったのだろう。もっともその後の核心部はルートを指示してやると、スムーズに登ってきた。

次のピッチは傾斜も落ち、やさしくなったが、代わりに岩がもろくなってきた。落石を起こさないように注意して登っていたが、大丈夫だと思ってつかんだ岩が剥がれて危うく転落しそうになったが、なんとか踏みとどまる。そこから先は特に問題もなく終了点に達して、2回の懸垂で下まで降りて休憩する。その間にトボを見直すと、今登ったのは左ルートではなく、いなづまルートであることが判明する。核心は10dであり、どうりで難しかったはずである。核心を越える際にだいぶ体力を消耗したし、時間も2時を回っているので、あと2本登るのは不可能と判断したが、次に予定していたエキスカーションは順番待ちとなっていて、しかも先行パーティーのフォローはかなり難渋している(その後に後続パーティーはあきらめて下降してしまう)。これで次に登るのは必然的にバトルランナーに決まる。過去に6回も登っているルートだけに精神的にはかなり楽になった。
遅めの昼食後にバトルランナーに取り付くことになったが、1ピッチ目は5.8とやさしめなので、今日はフォローばかりだった相棒にもリードを経験してもらおうとトップを代わることにした。彼が登った後にフォローするが、やさしいルートのはずなのにかなり難しく感じてしまう。体に受けたダメージが大きいことを自覚し、次のビッチの核心を乗り越えられるかどうかの不安がよぎる。その不安はトップを交代した次のビッチのハング越えで現実になる。何度も登っている所なのでムーブはわかっているのだが、いざやってみると、「アレ!手に力が入らない」ということでハングを越すことができない。しばらくテンションがかかったが、渾身の力を込めてなんとかハングを越して終了点に達する。バトルランナーでこんなに苦労したのは初めてである。相棒も苦労して登ってきたので、簡単な1ピッチは残してはいるもののタイムリミットと判断して下降することになった。1回の懸垂でぎりぎり下まで降りられ、あとはロープを回収するだけとなったが、繋ぎ目が木の枝に引っ掛かってしまいロープが動かなくなってしまう。夕闇迫るなかでもう一度登り返さなくてはいけないかとゾッとするが、強く引いた所、なんとか動いたのでホッとする。ロープを回収した後は、荷物を手早くまとめて夕暮れと競争して駐車場を目指した。

今回はマルチ4本連続はできなかったが、最低限の目的である3本連続は果たせたのでよしとよう。次回は今よりも持久力を高めた上で、日照時間も長くなった時季に、ダイレクト、エキスカーション、三日月の3ルートを登り、最後はバトルランナーを余裕をもって完登することでマルチ4本連続を実現したいものである。

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