塔ノ岳(マッターホルンのトレーニング)
今夏のマッターホルン登頂に際して、10〜15キロの荷物を背負って丹沢の大倉尾根からの塔ノ岳を2時間半以内、富士山富士宮口から剣ヶ峰を4時間以内で登頂できるだけの体力が最低限必要であることを参加メンバーに伝えてあるが、言い出しっぺの自分がその条件をクリアできてなければ様にならないので、15キロの荷物を背負って大倉尾根を登ってきた。
大倉尾根は10年ほど前のトレランをやってた頃に、毎年ボッカ駅伝に参加して、20キロの砂を背負って大倉から塔ノ岳直下の花立までを四人で繋いだ懐かしのコースである。だいたい1時間20分台で終えていた記憶があるので、2時間半なら楽勝だとも思ったが、その頃と比べると体力もだいぶ落ちているので、果たしてどうなることやら不安混じりのスタートである。
大倉の出発が10時半過ぎと遅かったので、他の登山者はおらず、しばらく登っていると、上から次々と下山してくる。たまたま下山の列が途切れた時に見晴茶屋の下の道が左右に分かれる分岐点にでくわした。どちらが駅伝のコースだったか忘れてしまい、左の方が傾斜が緩そうだったのでそちらを選んでしまったが、どうも遠回りの道だったようで、多少タイムロスをしてしまったかもしれない。
堀山小屋までは大倉から1時間20分で着いたが、ほぼ予定時間内だったので、5分ほど休憩する。ここからの急登を登り終え、花立を通過したときの経過時間は2時間ちょうどで、この時点ではあと30分以内で塔ノ岳に着くことは間違いないと思っていた。
快調だったのはここまでで、最後の登りの途中で足に急に疲れがでて、足が動かなくなってきた。なんとか頂上には着いたが、大倉からの経過時間は2時間33分と予定時間を3分上回ってしまった。道の間違いによるタイムロスと堀山での休憩を考えればなんとか合格点には達したかな。
頂上は寒かったが、大勢のハイカーで賑わっていた。関東平野と表尾根や主脈の展望は素晴らしかったが、富士山は5合目から上は雲に覆われていたのが残念だった。
昼食と大休止の後に同じ大倉尾根の下降に移る。最初はのんびりと下っていったが、眠っていたトレラン魂が目覚めたのか、次第にかけ下りとなって1時間50分で大倉に着いてしまった。おかげで遅い出発にもかかわらず、陽の高いうちに帰路に着くことができた。
マッターホルンのトレーニングの第一回としてはまずまずの成果であったが、今後も月一回程度は大倉尾根を登り、本番前には2時間以内で登りきれるようになりたいものである。
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