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2015年2月24日 (火)

南紀・熊野古道ツーリング六日目

民家の近くにテントを張ったので、暗いうちに撤収して出発する。海岸線の道だが相変わらず、アップダウンが激しい。

今日は比較的工程に余裕があったので、少し国道から離れて熊野古道を通ってみようと思った。熊野古道は昨日の大門坂もそうだったが石畳の道が多いので、自転車での通行には不向きな所が多いようだが、午前中に立ち寄るつもりの長井坂は比較的平坦な道が続くように書いてあったので、自転車向きの道だと思い込んでいた。

国道から別れて踏切を渡るとすぐに長井坂の説明板が立っている。林道はまっすぐ奥に続いているので、疑うことなく前進する。道はだんだん傾斜を増してくるので、ついには自転車を降りて引いていくことになる。そろそろ古道の登り口があってもいいはずなのに一向に現れない。次のカーブを過ぎてもだめなら林道を降りてしまおうと思ったら、熊野古道の標識を発見した。ところが、その道は登りではなく下りであった。頭が混乱してしまたが、途中から登りになるのではと思い直して下っていた。もちろん自転車を降りてブレーキをかけながら段差のある道を降ろして行くのだが、何度もバランスを崩しそうになる。数年前に南アルプスの転付峠を自転車で越えた時にも苦労したが、それに匹敵する困難さである。だいぶ降りて標識が現れた時にすべてが合点した。今降りている道は先程の説明板の所に降りていくもので、先程の林道のもう少し先に登り口があるのだろう。一瞬引き返そうかとも思ったが、自転車を引いてとても登れる道ではないということで素直に降りることにした。下に降り立って振り返ると説明板の左側に急な細い道が見え、そこを降りてきたわけで、先程は見落としてしまったようだ。もっとも気づいていれば、自転車を引いて登ろうなどとは絶対に思わなかっただろうから、怪我の巧妙で(昨日の大門坂のような)観光地された所でない熊野古道を通ることができたのでよしとしよう。
南紀・熊野古道ツーリング六日目

午前中のトラブルはなんとか無事に解決したが、これで終わりでなかった。今日は気温が高めなので上着を脱いでいたが、午後になって日が陰り寒くなってきたので上着を着ようと坂の途中で自転車を止めて、上着を着るために背負っていたリュックを道端に置いた。その後何もなかったように走り出して30分以上たった時に背中が軽いのに気付く。ガ〜ン、リュックを背負い忘れたの!戻るとなると往復1時間以上かかるだろう。その時間と体力の浪費が惜しいことよりも、精神的ダメージがたまらなかった。幸い交通量が多かったので生まれて初めてヒッチハイクをやって荷物を持ってくることにした。何台目かに止まってくれた運転手さんは本当はすぐ近くまで行くだけだったのに、事情を話すとわざわざ荷物を置き忘れた所まで行って荷物を回収してから戻ってくれた。

トラブル続きのために、午後早く着く予定だった田辺に着いたのは4時過ぎになってしまった。予定では35キロ先の御坊まで行くつもりだったが、これからだと到着は7時頃になってしまう。時間的には無理ではないが、今日中に御坊まで行ってしまうくと翌日の工程は60キロと短くなってしまう。御坊までは明日にした方が良いと思い直して駅前のビジネスホテルに泊まることにした。最後の夜なのでシャワーを浴びてからコインランドリーで洗い物をした後、居酒屋で祝杯をあげる。明日はなんとかゴールの和歌山まで行けそうだ。

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