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2015年2月 4日 (水)

梅祭り前の湯河原幕岩

梅祭り前の湯河原幕岩
今週末から湯河原の幕山公園で梅祭りが開催されて混雑するので、その前に登っておこうと仲間と幕岩にやってきた。

まずはサンセット10aでアップ。すんなりと登っておきたいところだったが、上部のホールドが乏しい所で臆病風に吹かれて右に逃げてしまった(トホホ)。私のリードの後、仲間がトッブロープで登ったが、そのロープを利用して隣のダイヤモンドヒップ11aにトライする。ところが核心のヒールフックでせりあがるところができずに敗退。昔は1テンながらもトップアウトできていたところなのにガッカリする。

次に帰還兵10cをリードする。昔はすんなりと登れたのにテンションをかけながらトップアウトする羽目となり、またもやガッカリする。どうも昔登ったことのあるルートを登ると、昔と比較してガッカリすることが多いので、今まで登ったことのないルートを登った方が精神衛生上はいいかもしれない。

というわけで初トライとなるゼルダ11aをリードしてみる。ところが1ピン目の下で左のカンテに移るところが難しくてリードを断念し、トッブロープで再トライするが、先ほどの箇所がやはり突破できない。インチキして上のホールドを掴んでしまうと、そこから先はそれほど難しくなくてトップアウトできる(といってもリードは怖そうだが)ので、先ほどの箇所が核心のようである。仲間もトライするが、やはり核心のところが越せずに降りてくる。ただいくつかのヒントはもらったので、もう一度トライしてみる。ここで大発見をする。先ほどは遠くのホールドを掴んでしまうと、両手が伸びきって体が岩に張り付いて身動きできなかったのだが、何気に左足を切って(足場から足を放すこと)左側のフェースの方に伸ばしてみると、なんと体の自由が得られ、今までは保持が困難だった甘いホールドも保持できて、次には仲間が見つけたアンダー気味のホールドにも移れて、後は足を一歩上げれば上のホールドにも届くことがわかった。これから先はさっきやっているので今回は降りてきたが、リードはともかく、トッブロープならば登れる感触が得られたのが今日の唯一の収穫であった。短いルートだけに難しさが凝縮されていたが、久しぶりにムーヴを研究できて楽しかった。

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