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2015年4月20日 (月)

大峰奥駈最終目

大峰奥駈最終目
夜明け前に目覚めると、予想に反して雨は降ってなかった。出発の準備に取りかかろうとすると先客はもう小屋を出ていくところであった。しばらく遅れて6時20分に小屋を出ると同時にパラパラと雨が降ってきた。6時ー12時は雨という予報は間違っていなかったのだと苦笑した。

昨日がんばったせいで、今日は多少は余裕を持てるのはよいのだが、疲労が抜けておらず体にどうも力が入らない。歩き始めはセーブしながら進んで行く。なアップダウンを繰り返しながら進み、聖宝ノ宿跡から弥山までは標高差300メートルの登りである。この頃になると雨も上がり、時々薄日もさすようになる。

弥山の登りは所々雪が残っていたが、歩行に差し障るほどではなかった。水が乏しくなってきたこともあるが、弥山の小屋ではビールを飲めることを楽しみにしていた。ところが小屋まで登ってみると、小屋は閉まっており登山者は誰もいない。百名山の山で日曜日だというのにどうなっているのだ。先日トレーニングで登った丹沢の塔ケ岳の山頂の小屋は水曜日でも営業していたというのに

これからどうしたものかと思案する。当初の予定ではさらに南下して大日岳から前鬼を経由して下山するつもりだったのだが、そうなると行程の遅れからもう1日必要となる。食料は十分あるのだが、明日はまた天候が悪化して大荒れになるらしいので、大峰最高峰の八経ケ岳を登れば一応目標を達成したことになるということで、今日中に下山することにしよう。

川合に下山するには八経ケ岳に登頂してから明星ケ岳を経由するのが効率的であるが、水の残りが乏しくなり、今日中に川合まで降りられなくなり、テントを張らなければならなくなった時に、水をくんでおかないとピンチとなるため、多少は遠回りとなっても、狼平で水を補給してから尾根道に合流した方が得策であると判断した。

狼平は広々とした気持ちのよい所である。水を補給しながら休憩していると、ようやく今日中に下山できるめどもついたとのんびりした気分になる。

明星ケ岳からの尾根道に上がる手前が少し登りとなっているが大したことはない。道はよく踏まれていたのだが、尾根を左から巻く手前の所で、下の谷間を指している案内板があり、さらにその先にはテープまである。思わず誘いこまれてしまったが、その先にはなにもマーキングがなく踏み跡もない。GPSで確認すると、道は尾根上を通っているようなので、尾根まで上がってみると立派な踏み跡があり、テープもたくさんついている。それにしても何故あんな謝った表示がしてあったのだろうか

さきほど休憩した狼平から最後の分岐点である栃尾辻までは、ガイドブックのコースタイムは1時間半とあるのに実際は2時間半もかかってしまった。途中でコース表示の誤りによる道迷いで多少のタイムロスがあったというにせよ、これほど遅れてしまった理由はわからず終いであった。ただはっきりしているのは、栃尾辻で6時だから川合に降り立つのは8時頃となってしまい、3日連続でヘツデン着用の夜間行動を余儀なくされることだけだ。

川合までの標高差や800メートル近い一本道の下りは途中までは小さいアップダウンを繰り返して一向に高度が下がらずにイライラする。ヘツデンを着けた頃から急降下を始めたが、遠くに見える町の灯りと時計の高度計表示に救われて8時少し過ぎには川合に降り立つことができたが、今日も14時間以上の行動時間となってしまった。

最初は町外れにテントを張るつもりだったが、予定外の所に降りてしまったためにバスの始発時間を確認したかったのと、できれば酒屋、さもなければ自販機のある所までは行きたかったので町の中心部(といってもたいした町ではないが)まで足を延ばしてみる。始発バスの時間は確認できたが、酒屋は閉まっていたし、自販機も見つけることができなかった。その代わりというか、バス停の近くの旅館に明かりがついているのを発見し、聞いてみると、夕食なしでよいなら泊まれるいう。早速温泉に入って疲れを取り、ビールで山行が無事に終わったことの祝杯をあげた。

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