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2015年4月 3日 (金)

JR東日本乗り残し消化の旅1日目

急行はまなすの指定席はちらほら空席もある状態だたが、隣席の人も知らないうちに空席に移動したようでゆったりと過ごすことができた。おかげで目が覚めた時には青函トンネルは通過して本州に上陸していた。青森までノンストップなのだが、時間調整のためか蟹田駅でしばらく停車していた。ちょうどここは太宰治の小説「津軽」の舞台となったところで、若い時に読んで以来、いつか旅してみたいと思いつつも、いつも通過するのみで未だに果たしていない。

列車は定刻どおりに青森に到着する。といっても通常ならば5時半頃に到着するのだが、4月からしばらくは青函トンネルの新幹線開業に向けての工事のため到着が6時過ぎに変更されてしまったようである。到着時間の変更は指定席券を買う時に初めて知り、少なからず慌ててしまった。というのは、未乗車の陸羽東線を経由して18切符で当日中に帰宅するために乗車予定であった電車の発車時間に間に合わなくなってしまうからである。そこで急遽、旅行の日程をもう一日延長して、他の未乗車区間も乗車する計画に変更することとした。

青森駅では乗り継ぎ時間に余裕ができることとなったため、これが見納めとなるであろう急行はまなすの写真をとってから八戸に向かう。青森駅まで新幹線が延長された時に第三セクターに移管された路線であるが、18切符でも乗車できることになっているらしい。
八戸で下車して立ち食いそばを食べてから盛岡に向かおうとしたら、電光掲示板に表示されている盛岡行きの電車の横には「18切符では乗車できません」とある。そうかIGRいわて銀河鉄道は昨年の北海道の帰りに18切符で花輪線経由で帰った時も好摩〜盛岡は料金を払ったことを思い出した。やむをえず切符を買おうと自販機の料金表を見ると3040円とそこそこの値段である。途中の目時までは青い森鉄道だから、そこで下車して次の電車に乗り継げば多少安くなるかもしれないが、後の行程が狂ってしまう。逆に新幹線を利用しても1200円ばかり高くなるだけだから、後の行程が楽になるのであればいいかなと調べてみると、盛岡からの各駅停車は同じ電車になることがわかった。そこで素直に切符を買うことにしたが、青森〜盛岡は旧国鉄やJR時代には乗車してるものの、第三セクターになってから乗車するのもいいかなと思い直した。

青い森鉄道からIGRいわて銀河鉄道に変わる目時駅は何の変鉄もない小さな駅であった。この駅で運営主体が変わっているのは多分このあたりで青森県から岩手県に変わるからであろう。新幹線も止まる二戸駅で長時間停車しているのでどうしたのかと思ったらJRの貨物に追い抜かれるのを待っていたのだ。安くない料金を払っているのだから貨物よりは優先して走らせろと文句のひとつも言いたくなった。

盛岡に到着してJRに乗り継ぐために一度改札を出てJRの改札に向かうのだが、その遠いことったらありゃしない。元々繋がっていた路線なのだからもっと近くに改札を作れただろうに何を考えていたんだろう。また、連絡通路をまっすぐ来ると、正面には新幹線の改札口しか見えず、間近まで行って初めて右に曲がると在来線の改札口が見えて来るのも困ったものだ。事情を知らない旅行者を新幹線に誘い込もうという魂胆かと勘ぐってしまう。

盛岡から一ノ関までは奥の細道を歩いた際に行き帰りによく乗った路線なので懐かしい。一ノ関駅では乗り継ぎ時間が11分あるので売店で昼飯代わりのものが買えるかと期待したが、ホーム上には売店がなかったのであきらめる。次の小牛田では乗り継ぎ時間が3分しかないので買い物は無理で、その次の鳴子温泉となると乗り継ぎ時間は20分ちょっとあるが、3時過ぎとなってしまうので、昨日のビールのつまみの残りでとりあえずは空腹をまぎらわす。

小牛田での乗り継ぎがうまくいくかどうかが今日の行程の成否を左右するので、電車が小牛田駅に近づくとすぐに出発できるようにはスタンバイする。1分遅れでホームに電車は入ったので乗り継ぎ時間は2分しかない計算だ。跨線橋を渡って行く隣のホームには上下線ともに列車がが停まっている。どっちの列車が鳴子温泉行きだ?足の痛みにもかかわらず、階段を走って滑り込む。後の方から来る人も乗れたようなので、それほど焦る必要もなかったのかもしれないが、今日一番のスリルを味わった。
JR東日本乗り残し消化の旅1日目

鳴子温泉駅では乗り継ぎ時間が十分あったので、サンドイッチを買い求めて遅い昼食を摂る。ここで新庄行きに乗り換えて終点に着くと、今日の第一目標の陸羽東線を完乗したことなる。新庄からは奥羽本線に乗り換えて山形に向かう。雨はかなり強くなってきたが、今日は外は歩かないので全く支障はない(今晩泊まる新潟のホテルも駅前だし)。山形駅で米沢行きに乗り換えていよいよ大詰め間近となる。

米沢では快速べにばな号にいよいよ今日最後の乗り換えを行って新潟に向かう。実に本日九回目の乗り換えである。米坂線は学生時代に山を登り始めた頃に向かった飯豊連峰で行きは新潟県側から入って越後下関駅から登りだしたが、山の上で集中豪雨にあって縦走を断念して山形県側にほうほうのていで下山して小国駅から米沢経由で帰京したものである。未乗車区間の距離は10キロ程度なのだが、奥深いところだけになかなか行く機会がなかったものである。飯豊連峰自体はその後再訪して、飯豊本山までの縦走を行ったが、山形側から入って会津側に抜けたので、未乗車区間はそのままであった。

米沢駅での乗り換え時間は8分あるので楽勝かと思ったが、米坂線のホームに着いても肝心の列車の姿が見えない。変だなあと思ったが、出発までまだ数分あったので、買い物するために改札を出かかった。だがすぐに思い直して米坂線のホームに戻ってはるか前方を見ると、今にも列車が走りだそうとしているではないか。猛然とスパートして辛うじて滑り込みセーフとなったが、危ういところで今までの苦労が水の泡となるとこだった。

天気が良くて明るい時間であれば、途中からは北側には朝日連峰、南側には飯豊連峰が車窓から眺められるはずであるが、暗闇の中ではただただ乗車することだけが目的の旅とならざるをえない。3時間弱という乗車時間は今日の青森以南では最長となるが、ひたすら我慢の子である。

座席もさほどこんではなかったので、ほとんど長椅子に横になっていたが、小国〜越後下関の間だけは未乗車区間なので起き上がって車窓を眺めていた(と言っても暗闇で何も見えないが)。米坂線の間は各駅停車だったが、坂町で羽越線に合流すると、本来の快速運転となり俄然スピードも上がってくる。こうして忍従の末にようやく今日の最終目的地の新潟駅に到着した。

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