久々のトレラン 塔ノ岳〜焼山
前回、塔ノ岳を登った時は、堀山で足が痙攣して、それからはだましだまし登ったために2時間30分近くかかってしまったので、そのリベンジを行うべく、再度2時間切りにトライすることにした。今回は荷物を軽くし、ストックによる推進力も利用することとし、その代わりにトレランで丹沢を南北に縦走して道志まで足を伸ばすことにした。
大倉を9時にスタートして林道を走り出す。今日は山頂まで走り続けるぞと思ったのも束の間、山道に入ると急ぎ足の歩きに変わってしまった(昔は荷物が軽ければどんな急坂でも走れたんだけどなあ)。トホホである。
見晴茶屋は20キロの荷物を背負って出場したボッカ駅伝(10年以上昔のことだけど)の時より2分遅れだが、前回よりは1分早く通過する。堀山小屋は前回より数分早く通過し、休みを取らずに歩きながらアミノバイタルを飲んでエネルギーを補給するが、今回は足の痙攣の予兆はないので、2時間切りを確信する。花立到着は11時38分で2時間切りまでの余裕時間は22分である。ここから頂上まではまともな状態で登ったことがないので(痙攣状態とか雪道とかで)、後どのくらい時間がかかるかよくわからなかったが、ガイドブックのコースタイムではたしか20分と書いてあった記憶があるので、楽勝だと思って気持ちの緩みが出てしまって、知らないうちにペースが落ちてしまい、山頂到達はジャスト2時間となってしまい、わずかのところで2時間切りはならなかったが、マッターホルン隊のリーダーとしてはなんとか合格点だろう。今回は途中で休みも取らなかったし、傾斜の緩い所は走ってこの記録なので、これ以上頑張っても数分程度は短縮できたとしても、大幅な記録短縮は難しいだろう。現役のトレランランナーだった頃は、コースタイムの半分以下の時間で走っていたので、このコースも多分1時間30分くらいで登れたんだろうけど、あの頃とは脚力が全然違うので全く参考にならない。
頂上で一休みしてから、丹沢山に向けてお楽しみの?トレランの開始である。延々と続く歩きにくい階段の下りを、宿題を果たした気安さからマイペースで下っていたら、階段を跳ねるようにして降りてくる現役のトレランランナーに追い越される。自分も昔はあんな降りかたができたのだろうが、今は怖くて一歩一歩慎重に降りていく。それでも一般登山者よりは早く、何人かを追い越す。もっとも途中で何度か仕事の電話がかかってきて、その度に立ち止まって対応していたので、結局また抜き返されてしまったが。それにしても電話がかかってきたのが、大倉尾根のタイムトライアルの時でなくてよかった!
丹沢山から蛭ケ岳まではなだらかな尾根が続き、トレランには絶好のロケーションである。ここで調子に乗ったせいか、太ももに痙攣が走り、しばらく立ち止まることを余儀なくされる。痙攣が頻発するようになったのも加齢のなせる業か
蛭ケ岳からは主脈を離れて北方の姫次に向かう。トレランをやっていた頃はこのまま主脈を縦走して山中湖までワンデイで走ったこともあるが、今となっては過去の栄光である。
姫次への道はこの時間帯では誰にも会わないが、道自体はよい道なので結構歩かれてはいるのだろう。姫次までは距離の割には時間がかかり、今日初めてイライラしてしまう。
姫次から焼山の間はアップダウンが少なく快適な縦走路である。焼山からは急な下りの連続でバス停に降り立つ。
頑張ったお蔭で最終バスまでは一時間近く時間があったので、近くの酒屋でビールとつまみを買って無事縦走できたことを喜び一人で祝杯をあげる。
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