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2015年6月 6日 (土)

糸魚川ー静岡構造線を行く( 七面山~安倍川下降)

ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境であるフォッサマグナの西縁の断層帯である糸魚川ー静岡構造線に沿って太平洋から日本海までを横断することを目指して、今回は七面山から梅が島温泉までを歩くことにした。ここを歩けば静岡から塩尻までの山間部はつながり、後は塩尻から糸魚川までの比較的平坦な部分を残すのみとなる。ただ、糸魚川ー静岡構造線は早川から白州までは鳳凰三山の南東部分の道のない所を通っているので、この部分だけは甲斐駒経由の多少離れた経路で行かざるをえないが、そのくらいは大目に見てもらおう。

お昼過ぎに七面山登山口から裏参道を登り出す。しばらくすると、同じバスに乗っていた女性に足早に抜かされてしまうが、今日は急ぐ旅でもないので、マイペースで登っていく。やがて安住坊という宿坊まで来ると、先程の女性が休憩しているので、先に行かせてもらう。またどこかで追い抜かれるのかなと思ったが、結局は追い抜かれることはなかった。

表参道と一緒になる所にある敬慎院まで来ると急に賑やかになってくる。あたりには日蓮宗の読経が響き渡り、大勢の白装束の人が歩いている。ここは日蓮宗の総本山である身延山の奥の院にあたるようで、信者にとっては神聖な場所なのであろう。寺院には普段から慣れ親しんでいるつもりなのだが、ここはちょっと違和感を覚えたので、参拝もせずに先を急ぐ。

七面山山頂までは標高差300メートル近くの登りで着いた。時刻は5時を回っており、そろそろテントを張る場所を探さなければならない。山頂付近は平坦でテントを張るには絶好であったが、日蓮宗の聖地にテントを張るのは憚られたので、しばらく進んで、道端の平坦地にテントを張る。
糸魚川ー静岡構造線を行く(<br />
 七面山編)

ここのところ連日アルコールに親しんでいて、久しぶりに体脂肪率を測ったら18と随分と随分と上がっていたので、今日は休肝日としたいところであったが、山で酒を飲めないのは寂しいと、今回は初めて山にノンアルコールビールを持参することになってしまった。

ビールを飲んで食事を済ませると、後はやることもない。今回はラジオを忘れてしまったので、長い夜に耐えなければならない。そこでやむを得ず、携帯でのブログ書きで時間を潰すことにする。

翌朝は暗いうちから起き出し5時には出発する。八絋嶺までの間には目印となるものがなく、視界も効かないので、今自分がどこを歩いているのかわからず、気が疲れる。高度計でおおよその位置は推測できるのだが、GPSを持って来なかったのは失敗だった。

高度計を調整してないため実際の高度よりも50メートルほど低く表示される高さで八絋嶺山頂に着いた。まだ先だろうと思っていただけに拍子抜けしてしまった。

朝9時と早かったせいか、下山山頂には誰もいなかった。ガスで展望もないので、写真だけとって梅が島温泉に向けて下山する。下り始めてしばらくすると、何人かが登って来るのに出会ったので、そこそこ人気のある山なのだろう。

梅が島温泉には標高差1000メートル以上を一気に急降下して、2時間に一本の静岡行きの11時台のバスの発車時間ギリギリにまにあったが、このバスには乗らないのである。と言うのは、糸魚川ー静岡構造線を踏破するのが目的なので、前回の山伏からの下山路との合流点までは歩かなければならないのである。1時間弱で合流点に着くと、雑貨屋があり食料品も売っているようであったが、もう少しまともなものが食べたかったので、前回ここから30分ほど下ったところで食事をしたことを思いだし、これから行っても次のバスまでに食事する時間はありそうなので行ってみる。食事をする時間は確保できるくらいに着いたなと安心したのもつかの間、目指すお店には電気がついてないのである。えーと思って店の前まで来ると「本日休業」の看板が。ガーンである。稼ぎ時の日曜日に休むなんてと思ったが、まあ向こうにも都合があるんだろうと行動食のビスケットを腹に詰め込んでバスを待つ。定刻をやや遅れて到着した静岡駅行きのバスに乗り込むが、このバスも静岡駅までは乗れないのである。前回静岡駅目指して進んでいた時に、時間切れで最後はバスに乗ってしまったからである。前回バスに乗車した停留所で今回は下車してみて驚いた。もっと静岡駅に近い所かと思っていたら、なんと駅まで13キロ近くもあるではないか。仕方がないので忍の一字で歩き通し、7時前になんとか静岡駅に着くことができた。

最初はここから海岸までさらに5キロ近くも歩くつもりだったが、今日はもうギブアップである。それに、最近の研究では、糸魚川ー静岡構造線の静岡駅以南は諸説あるが、どうも安倍川が太平洋に注ぐラインてはなさそうである。一説では薩た峠付近としてあるものもあり、これならば、東海道を歩いた時に踏破済みである。いずれにしてもよく調べてみなければいけないが、今日のところは静岡駅到着をもってゴールとして差し支えないであろう。
Photo
黄色実線は糸魚川―静岡構造線、赤実線は歩き、黒実線は自転車で踏破済、破線は予定


 

 

 

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