「戦後70年東アジアフォーラム」に参加して
終戦記念日を翌日に控えて開催された「戦後70年 東アジアフォーラム」に参加してきた。終戦記念日はアメリカとの太平洋戦争に敗れた日としてだけでなく、アジアとりわけ中国との15年戦争に敗れた日でもあるとの認識が不可欠であるということを前提に、東アジアにおいて日本が今後取るべき道を探ろうというフォーラムである。
基調報告の後、各分科会に別れてシンポジウムが開かれたが、「積極的平和主義」のシンポジウムに参加して安保法制の問題点の理解を深めてきた。いろいろと議論はでたが、一番強調されたのは、力によっては問題は解決されないということである。武力の行使は憎しみの連鎖を生み、平和に繋がらないことは、アフガンでしかり、イラクでしかりである。大事なことは外交その他の平和的手段を最大限に活用することである。と思ったら、テレビでの安倍晋三も70年談話で同じことを言っているではないか。安保法制でやろうとしていることと反対のことをヌケヌケとしゃべっている。どうも談話では国民の批判をかわすために、本心をオブラートでつつんで話しているようだ。
フォーラムの後、国会前での学生主体のSEALDSの集会に行ってみた。自民党の若手議員が彼らのことを自分たちが戦争に行きたくないから反対している利己主義者だととんちんかんな批判していたグループだ。
今まで参加してきた集会には若者が少なく寂しい思いをしてきたが、さすがに今回は私のようなオジンは参加が憚れると思ったら、なんと参加者は中高年が多いではないか。若者よどうした!
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