道志渓谷サイクリング
土日に泊まりがけの山を予定していたが、あまり天気は良さそうでないみたいなので、日帰りで前から気になっていた道志渓谷のサイクリングに行くことにした。
道志渓谷は北を道志山塊、南を丹沢山脈に囲まれた奥まった所に位置しており、以前は秘境と呼ばれていたが、今は道路も整備されてキャンプ、釣り等で賑わうようになっている。ただ混雑する道路からちょっと目を外せば、昔とさほど変わらないであろうひなびた風景が広がっている。
相模湖から厚木方面へ1時間ほど進んでから道志方面の道に入る。飛び石連休の初日のせいか、車やバイクの通行が多い。毎度のことながら自転車にも次々と抜かされる。なんでみんなはあんなに早いのだろう?(単に自分が遅いだけかもしれないが)
休日の路線バスの終点である月夜野にお昼前に着いたので、持参したパンで昼食を摂る。あたりは多少は紅葉しているが、針葉樹も多いため、あまり見事ではない。
月夜野から道志村まではアッブダウンが続き、村のはずれからは山中湖に通じる山伏峠に向かう登り坂が始まる。事前に登りの標高差を調べてくるのを忘れ、せいぜい数百メートルの登りだろうとたかをくくっていたが、いつまでたっても峠に着かないので少々焦ってくる。そのうちに先ほど私を追い抜いたと思われる連中が次々と下り坂を疾走してくる。みな荷物をほとんど持ってないようなので、輪行ではなくスタート地点まで戻るのだろう。登りを終えた彼らを羨ましく思ったが、スタート地点まで戻らない自分はとにかく峠まで登らないことには下りはないのである。
道志村から500メートル以上の登りでようやく山伏峠直下のトンネルに着いた。これでもう登りはないのだ。そこからはかなり高度を下げてやっと山中湖畔に降り立った。湖畔にはサイクリングロードがあったので快適に進んでいたら、富士山駅に向かう道の分岐点を通り過ぎてしまったようで、しばらくしてから気が付き、元に戻って正しい道を進み、1時間ほどで富士山駅に着き、快速の最終にも乗ることができた。
今日の行程は100キロにも満たないものであるが、今の自分にはほどよい距離であり、コースが変化に富んでいることも併せて、正解のコースであった。
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