釧路湿原から富良野までの北海道大横断
今日は初日とは逆方向への北海道大横断てある。民宿の近くにもバス停はあるが、時間もあることだしとターミナルまで行ってみることにした。ところが一本道を取り違えてキャンプ場の方に行ってしまい、途中で気づいて戻ったが、危うくバスに乗り損なうところであった。バスは中国の観光客でいっぱいでターミナル以外から乗ったとしたら座れないところであった。
知床斜里で乗り継いだJRも中国人でいっぱいである。というか車両の中で日本人は自分1人ではないかと思えてきた。中国を旅行しているならともかく、日本国内でこんな気持ちを味わうとは思いもよらなかった。自分は中国人に対して偏見は持ってないつもりなのに、この息苦しさは何なのだろう。
さしあたっての問題は、この中国の巨大集団がこのまま釧路まで、この列車で先に行ってくれるのか、それとも私と同じように途中の標茶で下車して後続の標茶発のストーブ列車に乗り換えるかである。ストーブ列車は発売1ヶ月前に売り切れてしまう人気列車で、これだけの数の中国人が座席を確保できるとは思えないのだが。
標茶では乗客の半分くらいが下車したが、駅前で待機していた観光バスに乗っていった客もかなりいたので、すべてがストーブ列車に乗るわけでもないらしい。なお今までストーブ列車と言ってきたが、正式名はSL釧路湿原号である。
人気列車だから満席で出発するのかと思ったら、結構空席のあるままスタートする。ただ途中の停車駅からそこそこ乗客が乗り込んでくる。列車はやがて釧路湿原のへりを縫うように進んでいく。丹頂鶴が見られるかと期待したが、結局見られたのは放牧されていた馬だけであった。釧路湿原の一角に足を踏み入れたのはこれで3回目である。1回目は家族で旅行した際に、展望台から湿原全体を眺望し、2回目は1人で湿原内の遊歩道をヒグマに怯えながら自転車でツーリングをしたものであるが、今回が一番湿原の中に深く入りこんだような気がする。
釧路湿原駅から乗り込んで来た乗客で車内は満席となったが、これより列車は湿原を徐々に離れて一路、釧路に向かって進んでいく。
釧路からは札幌行きの特急に乗り換えるが、未乗車区間を埋めていくために新得で乗り換えて富良野に向かう。新得から富良野までの区間は、数年前に家内と富良野に向かう際に本来は乗っていたはずなのだが、JR北海道が台風接近に怯えて必要もない運休措置をとったがために、家内はバスで、私は自転車でトマムから富良野まで行く羽目になったがために未乗車区間として残ってしまったので、今回乗車することになったものである。その場合でも、トマムから根室本線に接続する区間、距離にするとわずかに五キロ程度に過ぎない区間が未乗車として残ってしまうことになるので、これは次回の次回の宿題となる。
なお、前回富良野に自転車で行った際にキャンプ場のある上富良野までは自転車で行き、そこから先はJRを利用したので、富良野〜上富良野往復も今回しておかなければならなくなった。ただし、これによる時間ロスは1時間程度とたいしたことはない。
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