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2016年2月12日 (金)

電力自由化のもたらすもの

本年4月からの電力自由化により再生可能エネルギーを電源とする電力を選択できることを期待していたが、どうもその実現可能性は乏しいようだ。というのは送電線を所有、管理もしている発電会社が太陽光発電からの接続を制限しているため、専用線でも敷かない限り、大量の再生可能エネルギー電力を利用することは不可能らしい。接続を制限する理由が技術的な問題というのだが、素人考えながらも、原発を温存するためにやっているとしか思えないし、国もその制限を認めているとなると、またぞろ原子力村の悪だくみと疑ってしまう。さらにはそういった事情をわかっていながら、ソフトバンクが再生可能エネルギーを電源とする電力の利用がまもなく可能とするようなアナウンスをしているのは、自分の陣営に顧客を囲いこむための一種の詐欺まがいな商法と思えてくる。

では電力自由化によってなにが変わるかといえば、市場の競争激化によって、電力会社は電力のコストダウンをめざすこととなり、手っ取り早い方法としては原発再稼働の流れが加速されることになるだろう。もちろん廃炉費用、使用済み燃料の処理費用、事故関連費用を考えると、原発による電力はきわめて高コストなのだが、そのようなコストは従来どおり無視し続けるつもりなのだろう。

2020年の発送電分離の時にはどうなるかはわからないが、今回の電力自由化には再生可能エネルギー普及の効果は乏しく、唯一の変化として一時的な電気代の低減は見られるかもしれないが、その背後には原発依存度の回復という危険な「いつか来た道」が待ち受けていることを忘れてはならない。

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