美ら海水族館
辺野古埋立反対の座り込みに参加するつもりで、早割の航空券を予約しておいたのだが、参院選のためなら何でもありの安倍晋三が想定外の和解に応じて現地は休戦状態となったため、当面沖縄に行く必要はなくなったものの、早割航空券はキャンセルできないため、家内と美ら海水族館に行くことになってしまった。
初日は名護に行くだけなので午後の便でゆっくり行くことにする。鉄道のない沖縄県内の公共交通機関は那覇のモノレールを除くとバスのみであるが、沖縄唯一の自動車道を行く高速バスに乗っても名護までは2時間近くかかってしまう。名護に行くたびに思うが、名護ははるかにとお〜いのだ。
翌日は美ら海水族館、今帰仁城址といった観光地をめぐる半島一週の旅である。美ら海水族館は三連休ということもあって物凄い人手である。家族連れが多かったが、大人も結構楽しめる内容であった。
今帰仁城址はバス停から登り坂を1キロ歩かなければならない。他には誰も歩いている人などおらず、世界遺産とはなっているが、寂れているのかと思ったら、着いてみたら観光客でいっぱいだった。みな車で来ているようで、駐車場はわナンバーで溢れていた。
今帰仁城址は一見の価値があるところで、石組の城址はどこかインかの遺跡を思わせるものであった。ここを見終わって、これで今日は終わりにしてもよいのだが、まだ時間があったので、一度名護に戻ってからひとつ山を越えた大浦湾まで足を延ばすことにした。
大浦で下車して、お目当てのマングローブの森を見に行こうとしたが、なぜか遊歩道が立ち入り禁止となっていた。対岸の道路沿いに行けばマングローブの森まで行けそうな気がしたので、行ってみると、規模は小さいがマングローブの森を見ることができたので、ここまで来た甲斐かあったというものである。
名護に戻るバスの時間までしばらくあったので、もう少し、大浦湾沿いに歩いてみる。やがて大浦湾の全容が見えてくる。正面には米軍のキャンプシュワブが望め、そこから辺野古埋立のための海上に張り巡らしたフェンスが大浦湾全体を押し潰すかのように広がっており、これには家内も憤慨していたが、これが自然破壊でなくてなんであろうか。辺野古埋立の実際を家内にも見てもらったことも大浦湾まで来た成果であった。
最終日は早朝に名護城址までジョギングをする。前日の今帰仁城址と違って特に見るべきものはない。今日は東京に戻るだけであるが、せっかく来たのだからと、名護から高速バスには乗らずに辺野古で下車して、一時休戦となっている攻防の地も家内に見てもらうことにした。休戦状態のゲート付近は機動隊もおらず、反対の市民が少数たむろしているだけで、以前のような緊迫感がウソのように静まり返っていた。この静寂がいつまで続いてくれるだろうか
辺野古から路線バスと高速バスを乗り継いで那覇空港に着き、LCCで成田空港に向かう。せっかく早い時間に成田に着いたのだからと、以前から訪問する機会を探していた成田山をお参りして、今回の旅にピリオドを打った。
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