熊本ボランティア2日目
今日は平日なので、さほど早くセンターに行く必要もなかったのだが、早起きのクセがついてしまったので、今日も受付待ちの行列の先頭近くに並んだため長時間待たされることになってしまった。
今日はいつもの受付のやり方とは違い、城南出張所行きの18人を先に選抜するというものであった。城南出張所は前回から連続で行っており、他の地区にもいってみたかったし、城南出張所は移動だけでも1時間近くかかってしまって不効率なのであえて立候補しなかった。ところが、その後に募集された仕事にはみな外れてしまい、しばらくの間は募集がなかったので、これは仕事にあぶれることになるのではと危ぶんだが、なんとか仕事にありつけることができた。
今日の仕事は南区にあるお宅の倒れたブロック垪の残骸を運ぶ仕事であるが、メンバー全員が男だし、うち三人は若者だったので、老骨にむちうつこともなく仕事を終えることができた。
今晩は予約してあるカプセルホテルにとまるだけなので(一般ホテルは避難者が利用しているためか満室なので)、ボランティア終了後の余った時間を利用して田原坂に行ってくる。
「あめはふるふる。じんばはぬれる。こすにこされぬ田原坂」で名高い西南戦争での薩軍と政府軍の激戦地で、ここで敗れた薩軍は総崩れとなる。もっとも、その前の段階で政府軍がたてこもる熊本城を陥落できなかったことが薩軍の敗因かもしれないが。その時の西郷の有名な言葉が「自分は政府軍に負けたのではない。堅牢な熊本城を作った加藤清正公に負けたのだ」だったかな。それにもかかわらず、今回の震災で熊本城があっけなく崩れてしまったのは皮肉なものである。
田原坂は公園となっていて戦没者の慰霊碑もたっている。見晴らしも良いところだが、駅からは徒歩30分とやや遠いものの、広い駐車場があるので、観光客はそこそこ来るのかもしれない。ただ今回は時間が遅いためか自分一人の静かな戦跡で往時を偲ぶことができた。
| 固定リンク
「ボランティア」カテゴリの記事
- 能登ポランティア(2回目)(2024.06.23)
- 能登ボランティア(2024.05.31)
- 好天の相模湖ボランティア(2019.11.16)
- ボランティアと200名山 後半戦(2019.11.02)
- 長野ボランティア 1日目(2019.10.30)
コメント