朝日連峰縦走 初日 大鳥池まで
朝日連峰の主峰である大朝日岳はだいぶ昔に登ったことがあるが、その時は悪天のために縦走はかなわなかったので、いつか縦走を果たさねばとずっと思い続けてきた。100名山達成にも目処がつき、アルパインクライミングからも足を洗った今になってようやく、そのチャンスがやってきた。たまたま同行したいというひとが現れたので、その人の知り合いの高校生と三人で出かけることになった。
今年は梅雨明けが遅く天気が心配されたが、運よく山形地方の天気は好天の予報だったので予定通りどおり決行することとして、夜行バスに乗り込む。鶴岡からは路線バスとジャンボタクシーを乗り継いで登山口に9時半に到着する。
今日は大鳥池までの3時間くらいの短い行程なので、のんびりと歩き出す。沢沿いの道は風がよく抜けるので、好天にもかかわらず、たいして汗もかかずに済む。やがてつづら折りの急登にさしかかるが、それもたいした距離ではなく、それを登りきれば大鳥池であった。
池の畔に建っ大鳥小屋は避難小屋にしては立派な小屋である。二階建ての小屋の今日の宿泊者は10人以下なのて、余裕である。なにしろ小屋に着いたのが12時半なので時間をもて余してしまう。それでも酒を飲んだり話したりしているうちに夕方になり、簡単な夕食をとれば後はやることもなく寝るだけで一日目は暮れていった。
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