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2016年8月14日 (日)

北海道太平洋岸ツーリング最終日 なんとか根室まで辿り着く

台風が北海道に接近中で天気は下り坂とのことなので、キャンプ場を4時に出発するが、朝になっても蚊の活動は活発で、テントの撤収と荷物の自転車へのくくりつけには難渋した。

根室までの最短経路は厚岸駅方向に戻っての内陸部を行くものであるが、多少遠回りになっても海沿いに行きたいということでいくつかの峠を越えて海を目指す。

峠越えの道は朝も早いため車の往来もほとんどなく、クマの恐怖が頭をよぎる。クマの出没の表示がいくつか現れ、それがみなごく最近のものばかりなので、一層恐怖心が増して、笛を吹きっぱしになる。

霧たっぷ近くまで来て、ようやくコンビニが現れ、今朝の朝食が早かったので、二度目の朝食をとる。そこから先も小刻みなアッブダウンが延々と続き、行程が捗らない。できるだけ海沿い行きたかったか、断崖絶壁で道を作るのも難しかったのか、道は海を離れて北を目指すようになる。

しばらくして、根室市に入った表示が現れる。♪は〜るばる来たぜハ〜コダテならぬネ〜ムロであるが、根室中心部まではまだ40キロ近くはあるのだ。少し行くと根室本線の駅に突き当たる。といっても周辺にはお店はおろか人家も一軒もない秘境駅である。ここからは道は線路と並行するようになるので、アッブダウンがなくなって楽になり、2時頃には根室駅に着くだろうと時間も読めるようになってくる。

今走っている国道には1キロごとに表示されているのだが、携帯のグーグルマップによれば、次の交差点を左に曲がると数キロ距離が短縮されることがわかり、迷わず左折した。ところが、すぐに後悔することになった。舗装道路が砂利道に変わってしまったのだ。ロードバイクではないので、多少の砂利道ならばパンクすることはないのだが、スピードは大幅に落ちてしまった。それでも頑張って海沿いの国道に降り立つことができ、そこからまた根室駅を目指すことになる。

しばらくして風蓮湖の脇を通ると、観光客が大勢、写真を撮っている。そこで私も自転車を止めて写真をとろうとしたのだが、足の回りに蚊が群がって一斉に刺し初めたのでたまらずに退散する。

根室駅には2時過ぎに着いたが、これからどうするかを思案した。当初の予定では、日本最東端の納沙布岬で夜明けを迎えて、日の出を見ることを今回の旅のピリオドとするつもりだった。納沙布岬には宿もないし、キャンプ場もないので、岬でごろ寝をするつもりだったが、昨日からの蚊の攻撃でその気持ちも萎えてしまった。ましては明朝は台風接近で道東は荒れ模様なので、ごろ寝は論外である。明日は自転車に乗れる天気ではなさそうたし、かといって往復に3、4時間かかる距離を今から走るのはちょっとつらいものがある。そこで納沙布岬はバスで往復するこてにした。今回の目的は根室までのツーリングであって、納沙布岬はおまけのようなものだから、これでいいのだ。

ホテルに荷物を置いてバスで納沙布岬に向かった。
Dsc00415
岬は残念ながら展望は得られなかったが、それよりも違和感を覚えたのは北方領土返還要求の表示が強調され過ぎている点である。ソ連により不法選挙された四島の返還を要求することは必要であるが、失われた領土を平和裡に回復した例はほとんどないという現実(沖縄も、米軍基地と地位協定の存在を考えると真の復帰とは言い難い)を直視して、納沙布岬が日本の施政権が及ぶ最東端であることを示した表示があってもよいのにと思われた。

10日間に及ぶ旅はこうして終わった。後は猛暑の東京に帰り、いつもの日常に戻るだけだ。

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