カトマンズに戻る
朝のバスでドンチェを離れてカトマンズに戻ることになる。
町を出るところにチェックポストがあり、荷物検索を受ける、ザックの底に登山靴をしまってあったので、外側からさわって不審物と思われたのか取り出すように言われる。幸い私のザックは下部にもファスナーがあったので、そこを開けて確認して済んだが、そうでなかったら荷物を全部取り出さなければならないところだった。だいたい指定地域に入る時の検査はともかく出る時にも検査をする意味がわからない。
道はすぐに山岳地帯に入り悪路となる。行きも通った道であるが、すれ違いの際に行きは谷側車線だったのが帰りは山側車線となるのだけ気が楽になる。もっともそれ以外はすれ違いのできない一車線なので危険度に違いはないが。
バスの窓にはfree wifi と書いてあったので無線lanが使えるのかと思い、これは退屈しのぎになるとタブレットで検索してみたが、ネットワークは存在してなくて宛が外れてしまった。車内では訳のわからない音楽が大音響で鳴り響いていてタブレットの音楽を聞く気にもならず暇をもてあましたため、悪路に耐えながらブログの原稿を書いてみたが、揺れ激しくてまともに書けそうもないので直に止めてしまう。この間に誤字脱字があったらご容赦を
道はやがて坂道を下って行ったが、それとともに次々と乗客が乗り込んできて車内はすし詰め状態となる。私の隣に座っているガイドは通路に立っている女性から子供を引き取って膝の上に乗せてやっている。
そのうちに停留所ごとに積み残しされかねない乗客と車掌との間で一触即発の騒然とした状態となり、なかなかバスが発車できない。3年前にネパールをバスで横断した時も随分バスに乗ったが、こんな事態は初めてだ。
カトマンズまでこんなことが、続けばいくら時間がかかるかわからないと思ったら、次第に乗客は降りて車内も空いてきたので、懸念したような大幅な遅延はなかった。それでも昼をかなり過ぎても食事休憩をしないので、遅れを取り戻すためかと思って昼食抜きを覚悟したところ、遅い時間ながらも食事休憩に入ったので、今回最後となるであろうダルバートを食べた。
後は峠越えをしてカトマンズ盆地に入るだけであるが、峠付近で思いがけずもランタンを含むヒマラヤ峰々が見られたので嬉しかった。その後は渋滞にあいながらも、十分明るいうちに市内に入り、予約してあったホテルに着いてガイドたちと別れた。決して高級ホテルではないのであるが、昨日までのようなロッジ生活に比べれば王公貴族のような気分になることができた。
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