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2017年1月22日 (日)

台湾新幹線

今日は楽しみにしていた台湾新幹線に乗って台湾南部に向かう。台湾新幹線は日本の技術を導入して約10年前に開業したもので、車両の外観や内部の設備は日本の新幹線とほとんど変わらない。全長は約300キロで東京・名古屋よりもやや短い距離だが、運賃は日本のものよりもかなり安い。さらに外国人専用の三日間有効のフリー切符があり、1日だけ南部を往復しても、通常の運賃よりも安いというお得な切符なので、日本からネットで予約しておいた。ただ本物のフリー切符は窓口でEチケットと交換しなければならないので、前日に手続きを済ませ併せて座席指定もおこなっておいた(無料)。

東海道新幹線で云えば「ひかり」に該当する電車に乗車して、まずは台南に向かう。ほぼ15分間隔に発車という東海道新幹線に比べるとゆったりとしたダイヤだが、日曜日だというのに空席が目立っていた。二時間弱の乗車で高鉄(新幹線)台南に着く。市街地は台鉄(在来線)台南の方にあるので、台鉄に乗りかえて30分ほどかけて移動する。

台南ては一番有名な観光地である赤巌樓に向かうが、駅から徒歩10分とガイドブックに書いてあったわりには遠かったので少々迷う。赤巌樓というのは、オランダ統治時代に砦があった所だそうだが、今はその名残はなく寺院があるだけで、寺院の由来についてはわからずじまいであった。さすがにこの時間になると気温も上がってきて、台北では手放せなかったセーターもぬいでしまう。ちようど昼時であったし、寺院の近くには白身魚のスープで有名な店があるので、そこで昼食をとることにする。歩道にテーブルが並べてあったが、歩道で食べるのは落ち着かないので店内に入ろうとしたら、そこは別の店だったのでやむを得ず歩道で食べるが、二人併せても800円以下という安さである。近くで行列ができている店があったので覗いてみると、冬瓜のジュースを売っていたので買ってみるが、なかなか変わった味であった。以上で台南観光を駆け足で終えて最終目的地の高雄に向かう。 

台南から高雄までは最初は新幹線の自由席で行くつもりだったが、乗り換えも面倒であるし時間の余裕もあったので在来線で行くことにする。高雄は西子湾で夕日を見るのが目的であったが、時間的にはまだ早いので左営で途中下車して連池潭という観光名所に立ち寄る。蓮が咲いている大きな池の畔にいくつもの寺が立ち並び、ガイドに引き連れられた団体観光客で大いに賑わっていた。

小一時間ほど歩いてMRTの左営駅から南端の西子湾に向かうが、本日も厚い雲が垂れ込めて夕日眺められなかった。まあ今回の第一の目的は台湾新幹線の全線乗車にあり、夕日見物は副次的なものなので、よしとしましょう。帰りは東海道新幹線ののぞみに相当する電車で一時間半あまりで台北に戻ることができた。
  

2017012214532000赤巌樓

2017012214524600赤巌樓付近の寺

2017012214530000これで800円弱

2017012214521300冬瓜ジュース屋の行列

2017012214514500_2台南駅の切符売り場

2017012223273300連池潭ほとりの龍と虎の寺

2017012223283100台湾新幹線

 

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