伊豆大島一周
先週は津軽海峡冬景色を堪能してきたが、今度は暖かい海を味わいたいということで大島を訪れた。因みに2月の大島航路は閑散期のためか椿まつりのキャンペーンのせいか知らないが、料金が通常の約6割に引き下げられていてたいへんお得である。
去年家内と八丈島に行った時は最上級の特等の個室だったか、今回は最下級の2等の雑魚寝である。料金も数分の1と安いが、テントで寝ることと比べればずっと快適である。
翌朝6時、まだ夜明け前の岡田港に到着、どちら側から回るか迷うが、日の出を見たいので、東側から回ることにする。行きなりの急登で、気付いた時にはお日様は水平線の上に昇っていた。登りはその後も続き、標高は四百メートルを越えて、右手に三原山の山頂が間近に見えるようになる。登山路があれば登ってしまいたいところであるが、こちら側にはないようである。
その後もアップダウンが続き、かなり体力を消耗する。ようやくアップダウンが終わったと思ったら急降下が始まり、まもなく波浮港が見えてくる。この港をテーマにしたいくくつかの歌謡曲が生まれたことでも有名である。
ここまで来るのに3時間かかってしまった。予定ではとうに一周できている時間である。一周後に三原山まで自転車で往復するつもりだったが、今となってはその時間も体力もない。
南側から西側にかけてはアップダウンのない平坦な道が続く。津軽海峡とは異なる穏やかな真っ青な海が広がり、その向こうには伊豆半島、さらには富士山が望める。
元町港に着いたのはまだ10時だったが、朝はろくに食べていなかったので、ブランチとして名物のべっこう丼を食べる。薄味の漬け丼のような感じである。
いままで通ってきた大島一周道路は元町港からゴールの岡田港までは海岸線を巡らずに直行しているが、時間の余裕があったので、一周道路を離れて海岸に沿った道路を進む。
海岸沿いの道は野田浜で途絶えていたので、海岸を離れて岡田港に向かう。岡田港には出航3時間前に着いてしまう。三原山行きのバスもあったが、三原山は昔家内と来た時にも行った気がするので、岡田港で名物の明日葉のてんぶらを肴に生ビールを飲んだりして時間を潰して出航を待った。
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