墓参りと八王子城跡ハイキング
今日は立川に用事があったので、用事を済ませてからお彼岸に行き損ねたお墓参りもしてきたが、4月にずれ込まずにすむことができてよかった。平日のため墓地は人気がなかったんだけど、三つ隣のお墓に老夫婦が来ていてビニールシートを敷いて長期戦の構えだったので、あんまり早く帰るわけにもいかず、珍しく長居をしてしまった。
いつもは家内と一緒に墓参りなので、帰りに高尾駅近くのお店で高尾わっぱというわっぱ飯を食べるのが恒例となっているのだが、今回は行きにわっぱ飯を食べてしまったので同じ道は戻らずに八王子城跡に向かう。豊臣秀吉が北条攻めを行った際に小田原城の支城であったこの城も秀吉軍の猛攻を受けて1日で落城したのであるが、両軍ともに大勢の死者がでたので、今も幽霊が出るという噂も
本丸跡の少し先の富士見台が陣馬山と高尾方面の分岐点となっている。名前からすると、天気が良ければ富士山の絶好の展望台なのだろうが、今にも雨が降りだしそうな天気のために展望はゼロである。陣馬山方面に向かう裏高尾縦走路は山登りを再開した50過ぎの時に歩いているし、コースタイムでは半日かかるようなので今からでは急いでも明るいうちには下山できないのは間違いないだろうし、本降りの雨にも遭うであろうから、迷うことなく高尾への道を選んだ。
途中で雨が降りだしたが、高尾駅近くで本降りとなったので、たいして濡れずにすんで助かった。
高尾からは中央線で帰るのが近いのだが、京王線で新宿経由で帰ることにした。その方が安いということもあるが、新宿アルタ前で開かれる「辺野古埋立阻止」の集会に参加するためである。折しも今日3月31日は辺野古の岩礁破壊許可の期限末日であり、知事の新たな許可ができないのであるが、安部政権は地元漁業組合に漁業権を放棄させて、知事の許可は不要になったとうそぶく始末である。こういった理屈をこねくりまわす法律家はまさに法匪としか言いようがないが、真理はただひとつ、「地域に重大な影響を与える事項については、国家といえども地元の意見を無視して決めることはできない」ということである。
雨にもかかわらず、100人以上の参加者が集まって集会を行い、その後、靖国通りをデモ行進したが、2回目のプレミア金曜を迎えた勤め帰りの人たちはどんな思いでデモ行進を見ているのだろうか
今日3月31日は岩礁許可の期限であるばかりでなく、原発の避難解除に伴なって住宅支援の打ちきりという棄民政策が始まろうとしている日でもある。住民が安心して帰れる状態になった上での避難解除ならばともかく、年間1ミリシーベルという従来の安全基準を捨てて、原発作業者に適用される20ミリシーベルという基準を子供にも適用するという無茶苦茶な理不尽には激しい憤りを覚える。
ここまで書いてはたと気付いた。安部政権が今、最重大課題としている共謀罪について、なぜそんなに力をいれているのかと考えると、これだけ理不尽なことを行っている沖縄や原発対応について、心ある人の怒りが爆発することを恐れて、それを封じ込めるために共謀罪の実現が不可欠であると考えたからに違いない。そうであるならば、共謀罪反対も辺野古埋立阻止め反原発も全て根っこでは繋がっているのだ(もちろん戦争法反対も同様だが) 。
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