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2017年5月25日 (木)

後半戦

共謀罪が衆議院で強行採決され、安倍晋三のサミットから戻る来週から参議院での審議に舞台が移って後半戦が始まる。国民のこの問題に対する反応は戦争法の時と比べると盛り上がりを欠いており、今後多少盛り上がりを見せたにしても野党が衆議院の時と同様な戦いをする限りは数の力で押しきられることは明らかである。この状況を打破するには二つの方法しかないと思われる。

ひとつは、森友・加計問題に関しての安倍晋三、昭恵夫妻の国会喚問を求め、それが拒否された場合には全審議拒否を行って共謀罪の期限切れ廃案を狙うことである。共謀罪反対だけを目的とした審議拒否については野党のごり押しとして国民の反発を招きかねないが、国民の大多数が求めているであろう森友・加計問題の真相解明が目的であるならば、国民からの賛否両論はあるだろうが、大義は認められるとして一定の支持は得られるものと思われる。問題は野党にそれだけの度胸と結束力があるかどうかということである。

ふたつめは国連の人権保護に関する特別報告者からの意見書の進展問題である。今は報告者の個人的見解に過ぎないとして対応を拒否している政府だが、日本政府に対する是正意見が国連のしかるべき機関のものとして出された時にそれを受け入れないとなると、戦前の満州事変についてのリットン調査団への対応と同様となり国際的に大きな批判を浴びることになるので、政府としても受け入れざるをえないことになるであろう。問題はそのような機関決定が国会の会期末までに果たしてできるかどうかということではあるが。

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