ボロブドゥール遺跡
GWに家内とボロブドゥール遺跡の観光に行ってきた。家内とは世界中あちこちの遺跡をめぐっており、最初に訪れたのは新婚旅行でベルーに行った際のインカ遺跡で、その翌年には当時イランに駐在していた兄の所に母を連れて行った際にペルセポリスを訪れている。その後は子育てのためにお休みとなってしまったが、近年また復活して敦煌莫高窟やアンコールワット等に一緒に行くようになった。
今回のボロブドゥール遺跡はペルセポリスの直後に行くことを計画したこともある因縁の地でもある。最寄りの都市までの直行便がないため時間のかかるボロブドゥールであるが、今回は現地二泊の「弾丸ツアー」で行くことになった。
初日はあえて連休二日目とピークをずらしたので、さほどの混雑ではなかった。ただ午前中に羽田を発ったにもかかわらず、ジャカルタで乗り換えてジョグジャカルタのホテルに着いたのは夜の10時過ぎであったため、初日は観光もせずに移動だけで終わる。
翌日は午前中に市内の王宮を観光してからボロブドゥールに移動することにした。王宮までは30分ほど歩けは着く距離なので、途中で食事をしたりして行く。王宮は地元の観光客でにぎわっていたが、調度品や肖像写真などを観て1時間ほどの見学で終わり、土産物店の間を通ってメインストリートに出て、タクシーでホテルに戻る。
最初の予定では市内南端の長距離バス停からボロブドゥールに移動するつもりだったが、この暑さの下を冷房が効いているかどうかもわからないバスに揺られて乗り継ぎ時間も含めて2時間以上もかかる移動は少しハードになるので、料金は10倍近くにはなるが、1時間近くの移動で済むタクシーを奮発することにした。
ボロブドゥールのホテルに着いてしばらく休んでから遺跡観光に出かける。さすがに世界遺産だけあって大勢の観光客がつめかけているせいか入場料も約三千円とほかと比べるとバカ高い。その割には日本人はほとんどいないのは、日本人にはあまり人気がないからであろうか。途中、夕立のために雨宿りしたりしながら、遺跡の頂上を目指す。階段を直上すれば早いのであるが、途中に何段もある回廊の壁面に釈迦にまつわるレリーフが彫られているので、それを見ながら行くと結構時間がかかる。見学が終わって帰途に着く道が土産物店の間を迷路のように延々と連なり、いつまでたっても表に出られなくて参った。
その晩は、翌朝が日の出ツアーのため、早めに横になり、翌朝は4時過ぎにロビーに降りて行く。すると、泊まったホテルからツアーがスタートするのではなく、遺跡内にあるホテルまで10分ほど歩いて、そこで申し込みをするということであった。申し込み後は引率者がいるわけでもなく各自が勝手に上を目指して登って行く。
仏搭直下の回廊の東側は日の出を待っ人でいっぱいである。東の空は晴れてはいるが、地平線上は多少霞んでいるのが気がかりである。やがて東の空が明るくなってきたので期待が持てたが、まもなく地平線から雲が沸き上がり東の空の赤みを消し去り、その雲は仏搭をまで覆うようになったので、日の出を見られる可能性は全くなくなったと判断し帰ることにした。昨日のように土産物店の間を通って帰らずに済んだのは助かったが
これで全ての予定は終わったので、ホテルで朝食後にジョグジャカルタに戻る。時間が十分あったので路線バスで帰ることにした。予想通り、冷房のないオンボロ車であったが、扉を開けたまま走るので、風が入ってきて結構涼しかった(?)。行きの倍近くの時間をかけてジョグジャカルタ中心街に戻って食事、買い物、散策をしてから空港に向かい、ジャカルタで乗り換えて夜行のフライトで羽田空港に戻った。
まだまだ行ってみたい遺跡はたくさんあるが、中でも行ってみたいのはマヤ、カッパドキア、ピラミッドくらいかな。年齢的にみて、そういつまでも行けないかもしれないので、行けるうちに行っておきたい。
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